Trip Notes -旅のメモ-

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30Lザックでツェルト泊してきたよ。装備をまとめてみた。

      2019/05/11

6月の中旬、谷川岳馬蹄形縦走の途中にある蓬ヒュッテでツェルト泊してきたぽこ(@TripNotes_poco)です。

バックパックの容量は30L。ツェルト泊にしては大きいんじゃないの?と思われるかもしれませんが、わたしはとっても寒がりなので防寒着をいろいろ持って行ってきました。

なんでツェルト泊したの?

  • わたしが愛用しているNEMO TANI LS 1Pの実測値1400gアライテントのツェルトの実測値317g。この差1083g。荷物を極力軽くするとどの程度快適性が失われるのか人体実験してみたい。
  • ツェルトが縦走に使えるか調査したい。
  • 単純にツェルト泊に興味がある。

どんな装備だったのか、まとめてみました。重量は実測です。

ザック類

ザック

OGAWAND のAcperienceを愛用しています。15~30L可変で便利ー!609g(背面パッド込み。OMMのDUOMATを入れてます。)

ザックの中に入れるインナー

ザック自体はある程度防水ですが、完全に防水になるようにザックの中にインナーを入れます。47g

ツェルト

ツェルト

テント代わりのツェルト。細引きを含めた重さです。蓬ヒュッテのテン場は地面が芝生だと聞いていたのでグランドシートは持って行かなかったです。317g

ペグ

聞いたことないメーカーのチタン製の軽量ペグです。たぶん中国メーカー???特に使用するにあたって支障はありませんでした。12本持っていき、フルで使用しました。90g

寝具

シュラフ

3シーズン用のシュラフです。6月に使用するにはわたしには少し寒いです。生地に撥水機能があります。743g

SOL エマージェンシーライトヴィヴィ

シュラフ自体に撥水機能はあるものの、ツェルト泊は結露が心配なのと保温力をアップさせるためにシュラフカバーの代わりとして持っていきました。146g

エアマット

枕一体型の軽量エアマットです。穴が空いているデザインが指圧マットのようで快適な寝心地です。詳細は<こちらの記事>もどうぞ。388g

防寒着

ダウンジャケット

ヘリーハンセンのダウンジャケットです。寒がりなので防寒着は欠かせません。229g

ダウンパンツ

ダウンパンツは軽量で暖かいので寒い時期にはぜひ。197g

メリノウールのアンダーウェア(上)

モンベルの中厚手です。寝る時に着ます。120g

メリノウールのアンダーウェア(下)

モンベルの中厚手です。寝る時に着ます。113g

レインウェア

レインウェア(上)

パタゴニア アルパインフーディニです。雨の時はもちろん、ツェルトが結露した時にダウンジャケットが濡れないように着ます。175g

レインウェア(下)

OMM カムレイカレースパンツです。念の為持って行きましたが一度も使用しませんでした。192g

コッヘル

コッヘルというよりもチタニウムマグです。蓋付きでサイズも手ごろ(750ml)で使いやすいです。スノーピークのチタンマグ450でもいいのですが、お湯を沸かすには750mlぐらい容量があったほうが扱いやすいです。今回は使用していませんが、ガス缶小が中に入るのもよいところです。114g(ケース込み)

火器

固形燃料のエスビットのチタンゴトクです。燃料の受け皿付きでここまで完成されたマスプロダクツ製品が他にあるでしょうか。19g(ケース込み)

風防

固形燃料には風防が必須です。36g

こんな感じでお湯を沸かします。

100円ライター

コンビニで売ってる普通のライターです。14g

マグカップ

なくてもいいかもしれないけどあると嬉しいフォールドカップ。24g

小物

タオル

結露を拭いたりするのに使います。収納袋は全く使っていません。33g

耳栓とアイマスク

特に耳栓はテント泊でも山小屋でも必須です。今回はテント泊の団体さんが今までにないうるささだったのであってよかった。。25g
こちらの耳栓は外れにくくて超おすすめです。

ヘッドライト

ブラックダイヤモンドの旧製品です。91g(電池込み)

浄水器

ソーヤーミニは浄水スピードは遅めですが、何より小さくて便利です。54g

ホッカイロ

これがなかったら凍えていましたよ。。寒がりなので必須です。95g

ポケットティッシュ

山に行くと鼻水が止まらないのです。。34g

ウェットティッシュ

1パックあると何かと便利。27g

エマージェンシーキット

ガーゼ、衛生手袋、予備電池などなどが入っています。262g

トイレセット

携帯トイレとトイレットペーパーを収納しています。が、全く使いませんでした。218g

その他の小物類

化粧品や汗拭きシート等。200g

持って行かなかったもの

削ったものもあります。ヘッドライトがあれば、テントの中で使用するランタンは贅沢品に当たりますのでカット。サンダルもあると楽ですが、靴があれば別になくても構わないものなのでカットしました。

装備一覧

大分類 小分類 持ち物 実測値(g)
ザック類 ザック OGAWAND Acperience & OMM DuoMat 609
パックライナー SEA TO SUMMIT ウルトラSIL ナノ ドライサック 35L ブルー 47
ツェルト ツェルト アライテント スーパーライトツェルト1 317
ペグ Soomloom チタンペグ12本 90
寝具 シュラフ NANGA オーロラライト350dx 743
シュラフカバー SOL エマージェンシーライトヴィヴィ 146
エアマット クライミット イナーシャオゾン 388
防寒着 ダウンジャケット 昔購入したヘリーハンセンのもの 229
ダウンパンツ ナンガ ポータブルダウンパンツ 197
アンダーウェア モンベル スーパーメリノウール M.W.ラウンドネックシャツ 113
アンダーウェア モンベル スーパー メリノウール M.W. タイツ 113
レインウエア レインウェア(上) パタゴニア アルパインフーディニ 175
レインウェア(下) OMM カムレイカレースパンツ 192
調理器具 コッヘル TOAKS チタニウムポット POT-750 114
固形燃料ゴトク Esbit(エスビット) チタニュームストーブ ESSTI115TI 19
風防 バーゴ アルミニウム ウインドスクリーン ナチュラル 36
ライター 100円ライター 14
マグカップ コフラン フォールドカップ 24
小物 タオル ファイントラック ナノタオル 33
耳栓とアイマスク 25
ヘッドライト ブラックダイヤモンドのスポットだったか、、 91
浄水器 ソーヤーミニ 54
ホッカイロ 貼るタイプと貼らないタイプ 計2個 95
ポケットティッシュ ポケットティッシュ 3個 34
ウェットティッシュ クロネコヤマトのウェットティッシュ 27
エマージェンシーキット グラナイトギアのポーチに収納 262
トイレセット トイレットペーパーと携帯トイレセット 218
その他の小物 化粧品や汗拭きシート等 200
合計 4612g

約4.6kg!!ぎりぎり4.5kg切れなかったけど、必要なものを持ってもこれぐらいにはできるということがわかりました!!

蓬ヒュッテでツェルト泊してみた

30Lザックを背負って蓬ヒュッテに到着。到着が遅くなってしまったため&団体さんがいるため空いている場所が少ないです。

天気予報では風速3m/sぐらいの予報でしたがどう考えても、もっと強い!ちょっと不安になりつつも、同じツェルトが近くに張ってあったのでちょっと勇気をもらいつつ設営しました。初めてのツェルト設営にしては綺麗に出来たと思います!

2つ工夫したポイントがあるので以下に紹介します。

サイドリフターを付けてみた

アライテントのスーパライト・ツェルト1にはサイドリフター(横の壁を外側から引っ張る部品)が付いていません。

そこで、<こちらの記事>を参考にサイドリフターを作ってみました。

1. 一円玉を用意します。

2. サイドリフターを作りたい場所の内側に一円玉を当てて、ツェルトの生地で包みます。

3. 細いヘアゴムで止めます。

4. 細引きを付けたら完成です。

サイドリフターを付けてサイドからひっぱると内部の空間が少し広がり、風によるバタつきも多少抑えられます!

バグネットを作ってみた・付けてみた

そろそろ虫が気になる季節なので、ベンチレータにバグネットをつけることにしました。

1. ベンチレータの大きさに合わせて針金を輪っかにします。

2. キッチンシンク用のネットを被せます。

3. ツェルトのベンチレータ部分にはめ込みます。

これは、風でバタバタしているうちに外れてしまったので失敗です。。

風の強い蓬ヒュッテで1晩過ごしてみた。

夕方から風が強くなり始め、最高で風速10m/s前半に。風が強くてサイドリフターを付けたツェルトでもバタバタがすごく激しいです。

一緒に来た山仲間たちも「本当にこの風で大丈夫?!」と心配しています。やってみるしかありません。

ツェルトの中で正座すると、バタバタはためくツェルトの壁が身体に触れます。

ちなみに、サイドリフターを付けると内部の空間がすこし広がるのですが、天井が少し下がるので頭も天井に付いちゃいます。が細かいことは気にせずいきましょう。

あまりにもバタバタツェルトがはためくので、ストックが倒れてツェルトが潰れるかもなぁ(笑)なんて考えながら寝ます。。まぁ、潰れたら面倒だからそのまま朝までツェルト被ったまま寝てようっと。雨が降らなければいい。(←雑な性格です。)

夕方までは綺麗に晴れていたので「もしかしたら結露せずに済むかも?!」なんて甘い期待をしていましたが、20時頃、気がつくとツェルトの内側がうっすら結露していました。ファスナーを開けて外を見てみると、辺りはガスに包まれています。湿度高いっ!

結露は予想通りだからまぁいいか、と思い、一応タオルで内壁を拭きつつシュラフに潜り込みます。

ツェルトはバタバタしているので、シュラフとツェルトの壁が触れてしまう状態ですが、シュラフカバー代わりのエスケイプライトヴィヴィを被せてあるので大丈夫。

・・・

...顔に水がかかって目が覚めました。

ツェルト結露 → 風でバタバタはためく → その拍子に水が飛んでくる

といった状態のようです。

まぁいいか。シュラフとエスケイプライトヴィヴィを被り直します。

そんな感じではありましたが、強風の中一度も崩壊せずに朝を迎えました!わーい。ちゃんと設営すれば意外と風に強いんだぁ~!

シュラフから出て朝の準備をしていると、着ていたダウンジャケットとツェルトの内壁が触れてダウンジャケットが濡れてしまいました。あわててレインウェアを上から着ます。シュラフはうっすら湿っていました。

撤収はめちゃくちゃ早いです。荷物を全部ザックに詰めたら、外に出てペグを回収してツェルトをざっくり畳んでビニール袋に入れるだけ。5分ぐらい。付属の袋は入れるの面倒だし、ガチガチに詰め込むとザックの中でパッキングがしにくいので使いません。

ツェルト泊をしてみて分かったこと

  • ちゃんと設営すれば風に強い。正直、崩壊するかと思いましたが、ビクともしませんでした。近くの他所のツェルトは倒れていましたが、そのツェルトは初めから弛んでいたので設営の仕方が甘かったのかも。
  • 風が強いとバタつきがうるさいので耳栓があると良いです。
  • 結露はやはりするので、いろいろなものの濡れ対策が必要です。
  • 撤収が超早いのが楽!
  • ツェルトの底面は紐で結ぶ形になっているけど、マジックテープでも付けようかな。
  • サイドリフターを作ったのは大成功。記事の筆者さんありがとー!
  • それはもちろんダブルウォールテントのほうが快適性においてはいいに決まっているけど、軽さ・小ささは正義。

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