雪彦山日帰り登山。岩場とクサリ場が一杯のレジャーランド♪
2017/07/28
遠征2日目は、四国のねこさんにお誘いいただいた雪彦山(標高811m)へ行くことになりました。ゆきひこやま...?ではないッ!せっぴこさん、と読みます。
えぇ??せっぴこさん、、、せっぴこ、、、なんだかかわいい名前ですね。1,000mに満たない山ということもあり、関東に住んでいると全く全然これっぽっちも知る機会の無い山ですが、関西方面ではとても有名な山らしく関西の山登り番組にも出ていたことがあるらしいです。
先週末のTVで元神鋼の大八木氏が、山岳ガイドと山経験者の女子アナとで雪彦山登山の番組をやってるのを見ました。クライミングも少しだけやってましたよ。 RT @vissyuki 秋になったら雪彦山でも行こうかと調べたけど、クライミング始めたくなりそうやから止めておこう…
— GG®VISSEL小さな事からコツコツと (@GG_KOBE) 2012年7月10日
実際に行ってみると岩場とクサリ場が一杯でレジャー感満載♪ただし安全の保証はないですよ!
標高が低いから冬でも積雪は無く、トレイルランシューズで問題ありませんでした。天候もとても良く、前日の暴風&ホワイトアウトの大山登山と比較すると、とてものんびり楽しめる山行となりました。
の続きです。
ちなみに、日本三大彦山(ひこさん)の一つ、らしいです。彦山ってなんだろう...。と思い調べてみたところ新潟県の「弥彦山」、福岡県の「英彦山」、兵庫県の「雪彦山」の三彦山は「修験者の山」として知られているそうです。どこも激しい岩場なのでしょうか。。。三大彦山って言われると制覇したくなっちゃいますね!でも、彦山自体が謎です。
行く直前に雪彦山について調べてみたら、岩場やクサリ場で死傷事故が毎年多発しているようです。姫路市作成の事故発生マップまでありました。
姫路市がわざわざ作成するということは...せっぴこさん、、、かわいい名前の割りに激しいところなのでは...タイトルでは「レジャーランド」なんて書いていますが、気をつけないと!
コースについて
ルート | 雪彦山登山口(07:18)→(08:59)大天井岳(09:09)→ (10:00)地蔵岳(10:12)→ (10:42)虹ヶ滝→ (11:49)鉾立山(12:29)→ (12:47)雪彦山→ (13:09)大天井岳(13:11)→ (13:45)虹ヶ滝(13:48)→ (14:15)雪彦山登山口 |
歩行距離 | 7.01km |
所要時間 | 山行 5時間51分休憩 1時間7分合計 6時間58分 |
メンバー | 5人+1匹 |
左下から入って右上へ、ぐるっと回って右下に降りました。 |
参考にしたもの
「山と高原地図 氷ノ山 鉢伏・神鍋」です。GPSデータはiPhone版の「山と高原地図」で取得しています。
登山口までの交通
前日は、鳥取県の大山登山を無事に終えて、食事の後に雪彦山登山口の駐車場へ移動しテント泊しました。駐車場の近くには手洗い場所もトイレットペーパーも完備されているトイレがありますよ。
2016年2月28日 雪彦山日帰り登山8の字ルート
6時に起床して食事やテントの撤収作業を行います。四国から本日合流するみっちゃんは、6時20分ぐらいに現れたかな。7時過ぎに出発します。今日もアニーは元気♪
今日のメンバーは、昨日に引き続き、四国からねこさんとアニー、今日から合流したみっちゃん、関東からテン泊さん、釣り人くん、ぽこの5人+1匹です。昨日はシャリバテでダウンした釣り人くんが今日は元気っ!良かった~。
登山口にある、超ざっくりした地図。
登山道に入るといきなり急登です。「→」などを見ながらひたすら標高を上げていきます。昨日の暴風に耐えてなった筋肉痛がぁぁぁぁっ。痛いっ。
不動岩(07:31)
登りながらみっちゃんが話してくれました「雪彦山の山バッチはお店に売ってなくて、日曜日に、おじさんが大天井岳の山頂に売りに来るんですよ~」。テン泊さんがそれに激しく反応します「歩いて売りに来るなんて初めて聞いた。それは買いたい!」
展望岩(07:46)
展望岩は名前の通り眺望が良いのです。
たぶん、あれがこれから目指す一つ目のピーク、大天井岳!(あれ、北アルプスにも同じ漢字の山が...)
行者堂跡(07:52)
ここは少し平らになっていたので、行者堂が本当にあったんだろうと思わせる場所でした。
更に登って行きます。
なんだか、呪われそうな「ガンバレ」(応援してくれてるのにごめんなさい)
樹海のネタ画像を思い出してしまったんです!
・・・話を雪彦山に戻します。
出雲岩(08:18)
まだまだ岩場が出てきます。
ここはクライミングポイントのようで、ボルトや終了点がたくさんありました。
このような岩場やクサリ場もありますが、アニーちゃんは頭から突っ込んでいきます。すごい運動神経で、誰よりも速いっ。みんなクサリにわくわくっ。
セリ岩(08:32)
岩と岩の狭いところを通り抜けます。巻き道もありますよ。
セリ岩近くの崖っぷちで、ねこさんが絶妙なポーズ。怖いって~!!!その様子をしれっと眺めるアニーちゃん...。
テン泊さんは、崖っぷちのさらに先まで降りて行きました。。。怖い。けど、こうして見ると、普通の登山道みたいに見える。
馬の背(08:52)
いろんな山にある「馬の背」。雪彦山にもありますよ。
登らなくてもいいのですが、(北アルプス縦走に向けた?)岩の練習ということでわざわざ馬の背を登ってみます。
大天井岳(08:59)
雪彦山の1つ目のピーク、大天井岳に到着しました。みっちゃんが話していた「バッヂのおじさん」は、、、いませんでした。おそらく私たちの到着が早すぎたのだと思われます。
大天井岳からの眺望。少しガスっていますが、こんな雰囲気もいいですね。
釣り人くんのパンを見つめまくるアニーちゃん。パンの端っこもらっていました。
大天井岳の次は、2つ目のピーク・地蔵岳に向かいます。
「この岩場は大変すべりやすいため、滑落事故が多発しています。登山についてはくれぐれも注意をしてください」と注意書きが。クサリ場目的で雪彦山に来たので、もちろん上級コースを行きますっ。
アニーにリードを引っ張られて「わぁぁ、アニー引っ張るなー」と慌てるねこさん。こんなクサリ場で引っ張られたら(汗)
クサリの付いた岩場を慎重に降りて行きます。が、あえてクサリを使わないで降りるテン泊さん。しかし、後に「時間がかかるから」と諦めてクサリを使っていました。
みっちゃんもさくさくっと降りていきます。
こういうクサリ場は楽しいのですよ。注意が必要だけど。
クサリ場を降りたところに、地蔵岳の案内「アブナイ!あぶないで!」こ、これは...
こ、こちらにも...事前に調べていたけど、事故多発地帯のようです。
地蔵岳(10:00)
きけん!あぶない!と散々看板に注意されたので、写真を撮る余裕がなく(いや、実際余裕がなかったです)、地蔵岳山頂に到着しました。ちょいちょい日本アルプスと名前がかぶる雪彦山。
地蔵岳から、先ほどまでいた大天井岳を望む。
虹ヶ滝(10:42)
地蔵岳を降りて行くと小さい滝に出ました。
素敵な雰囲気の沢を登って行きます。
鉾立山に行きたいのですが、ドロカベコースってなんだろうか、、、ドロカベコースは通らず、峰山方面から鉾立山に向かいます。
丸太の橋を渡ります。
杉の樹林帯を黙々と上がって行きます。この辺りが地味にキツかったです。
ようやく少し開けたところに出ました。山と高原地図にはジャンクションピークって記載があるあたりだと思うのですが、特に案内板などはなし。
ここがジャンクションピーク。杉の樹林帯を抜けたら、後は鉾立山まですぐっ。
鉾立山(11:49)
鉾立山に到着~。ここでお昼ご飯にします。
アニーちゃんはねこさんがご飯をくれるのを大人しく待っています。
みっちゃんがすごく美味しそうな・美味しいイチゴ大福くれた!甘酸っぱくて春の味覚~。美味しかったです♪
いつものように(?)テン泊さんはコーヒーを入れてくれました♪
丸山珈琲のバレンタインブレンドだって。
お昼休憩を終えて、鉾立山から大天井岳に一気に戻ります。40分程で大天井岳に到着!!しかし、バッヂおじさんの姿はなく、、、登山者の男性に話を聞くと「5分ぐらい前に地蔵岳方面に降りて行ったよ」とのこと。なんと、、、「大天井岳でバッヂおじさんに会えたら、地蔵岳には寄らずに登山口に戻ろうね~」って話をしていたのですが、こうなったらバッヂおじさんを追うしかありません。
再び、午前中に歩いたばかりの激しいクサリ場を降りたり、巻いたりしてバッヂおじさんを追います。
そしてっ!!!地蔵岳が見える展望台で会えた!!!バッチおじさん!
バッジおじさんは「バッジ売ります」プレートをザックに付けているのですぐに分かります。
元は山岳会で登山道の整備をされている方だそうです。麓の売店が店を閉めたのをきっかけに、バッジを売り歩くことになったとのこと。日曜日しか基本会えないみたいです。会えて良かった~。
無事にバッジを入手し、駐車場に向けて下山します。朝は全然人がいなかったのですが、場所によっては渋滞していました。
大曲
クサリ場などのキケン箇所が終わり、男性3名+犬1匹は「ここからは消化試合じゃ~」と行って、走って下山していった~。
雪彦山砂防ダム
みっちゃんとのんびり下山中~。
あんなところに蜂の巣が!
無事に下山しました。走って降りた人たちとの差は5分ぐらいだって。ホントかな?
下山後の温泉
登山口から車で5分ほどのところいなる雪彦温泉(大人800円)へ。一軒家みたいなステキな温泉施設です。
温泉後は大山牧場のアイスクリームを。いやぁ、それにしても、昨日の暴風大山と比べると、今日の雪彦山は安心・安全(でもない)の春山登山でした。こういう登山久しぶりだった。
温泉で四国組とお別れです(涙)登山が終わって服を脱いだアニーちゃん。服を着ているのがデフォルトだから、裸に見えるよ...。さらにねこさんがアニーちゃんを抱えるとすごい巨大トイプーに見えます(笑)
さらっと姫路城とグルメ
温泉から車で40分程で姫路城へ。猫がたくさんいました。
おぉ、、、姫路城初めて見た!美しい。。。そしてこんなに広い場所なんだーってぐらい広かったです。
さらにグルメも外せない!明石焼きのタコピアへ。
出し汁につけて食べる明石焼きなのですが、持ち帰りでもちゃんと袋に入れた出し汁をくれます。そーっと掛けながらつけながら飲みながら頂きました。明石焼きも美味しいのですが、だし汁がすごく美味しい!そして、これが400円ってのが驚きです。安すぎる~。
こんな感じで無理やりでも観光とグルメを押し込んで帰路に着いたのでした。
まとめ
- 事前調査通り、雪彦山はクサリ場と岩場一杯でとても楽しい山でした。でも、本当に事故が多いようなので行かれる場合は気をつけてください。
- 日本三大彦山、なんてものがあるなら他の三大○○もいくらでも考えられますね♪帰りの車の中ではみんなで「日本三大キラキラネームな山」「日本三大カッコイイ名前の山」などを考えながら帰りました。
- 三彦山制覇したい。残る2つは新潟県の「弥彦山」、福岡県の「英彦山」か、、、どちらも遠い、、、
- 明石焼き、美味しい。また食べたい~。
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