金峰山&瑞牆山縦走。初めての山小屋一泊二日登山(1/2)
2017/07/28
元々この日は南アルプスの鳳凰三山に行く予定で計画を立てていたのですが、諸事情で延期になり、代わりの行き先を検討。鳳凰三山は山小屋泊で行く予定だったから、小屋泊まりで行きたいなぁ…などと考えながら行き先を検討しました。
今回、一番のポイントは「評判の良い山小屋があるか?」ということだったりします。(ひとり)ぼっち登山なのでね!
で、インターネットの海を彷徨いまくり、初めての山小屋泊登山は金峰山に決定しました。超初心者なので山小屋にドキドキ...。 ぼっち山小屋泊にドキドキ...。
コースについて
ルート | 1日目 大弛峠(10:08)→(10:30)朝日峠→(10:48)大ナギ→(11:11)朝日岳→(12:35)金峰山(13:22)→(13:23)五丈石(13:30)→(13:47)金峰山小屋 |
歩行距離 | 5.76km |
所要時間 | 山行 2時間45分(コースタイムの1.0) 休憩 54分 合計 3時間39分 |
ルート | 2日目 金峰山小屋(05:57)→(06:14)金峰山小屋分岐(06:15)→(06:22)千代の吹上→(06:31)砂払の頭(06:32)→(07:33)大日小屋→(07:44)鷹見岩分岐→(08:10)富士見平小屋(08:59)→(09:13)瑞牆山・八丁平分岐(09:15)→(09:21)桃太郎岩(09:23)→(10:12)大ヤスリ岩(10:20)→(10:23)瑞牆山(11:16)→(11:21)大ヤスリ岩(11:23)→(11:56)桃太郎岩(11:57)→(12:05)瑞牆山・八丁平分岐→(12:19)富士見平小屋(12:20)→(12:46)みずがき山荘 |
歩行距離 | 11.54km |
所要時間 | 山行 4時間49分(コースタイムの0.7) 休憩 2時間0分 合計 6時間49分 |
参考にしたもの
「山と高原地図 金峰山・甲武信」です。GPSデータはiPhone版の「山と高原地図」で取得しています。
登山口までの交通
塩山駅08:30のバスに乗るために家を出発。立川駅で乗り換えれば後は塩山駅まで乗り換えなしです。立川駅に到着して驚きました。登山客で長蛇の列。95%が登山者です。ううぅぅ。みんな今日の晴れ間を待っていたんですよね。
なんとかギリギリ座ることができ、周囲の様子を観察。隣のおじさまも塩山駅に行くみたい。さらに乾徳山の地図を見ています。斜め前の山ガールは金峰山の地図を見ています。はっ!!行き先同じ?!
塩山駅(08:30)
塩山駅からは予約していた永和交通のバスに乗り、まずは柳平へ。08:30出発 09:15着で運賃は1,000円です。
乗るバスはこんなラッピングバス。気合いが入ってる~~。
柳平(09:15)
さらに、柳平からは乗り合いタクシーに乗り換えます。09:25出発09:55着で運賃は800円です。
大弛峠(09:55)
この塩山駅からのバス&乗り合いタクシーの組み合わせは、前日の12:00までに永和交通のホームページか電話で予約する必要があります。予約さえしてしまえば、バス停に早く行って並んだり、せっかく並んだのに予定のバスに乗れなかったー、とか座れなかったー、とか悲しいことがないので安心〜。素晴らしい仕組みです。これはすっごい助かります!
大弛峠はマイカー一杯。トイレも渋滞。晴れてるからすごい人気。
2015年7月11日 大弛峠(おおだるみとうげ)から金峰山まで
さて、今日の歩行時間はコースタイムで3時間弱です(汗)。短っ!!!ルート的に標高差も少ないので登山ではなく完全にハイキング。体力的には金峰山小屋のより先の小屋まで行くことは余裕ですが、今日は初めて小屋泊ということで勝手が分からないし、とりあえず1日目は軽めに行こうということで…。金峰山小屋は金峰山山頂に近いので日の出見れるんじゃないかと期待しています。
ちなみに金峰山小屋周辺には水場がないので、家から大量に持ってきました。水2.7Lにワイン0.4L。液体だけで3.1Lかぁ…重い。水場がないというのは結構辛いっ。
大弛峠(10:08)
自宅を出発してからおよそ5時間半後、大弛峠を出発します。
金峰山はあっち。
登山道は割りと人が一杯ですが、渋滞で進めない、ということはなかったです。
朝日峠(11:11)
さくっと、朝日峠に到着。どんどん先に進みますよ。
小さくアップダウンはありますが、ほぼ平坦なコースです。
朝日岳手前の大ナギ(10:48)
樹林帯を抜けて、急に拓けたガレ場に出ます。
ずっと樹林帯だったので、景色を一望できて嬉しくなります。ただし、虫がすっごい多いです。写真にも写ってしまった。。
ガレ場を超えて進んでいくと、突然枯れ木エリアになりました。このあたりだけ、なんだか不思議な光景です。
歩いていると途中にひっそり「2,000m」の標識がありました。気が付かずに通り過ぎてしまいそう。
前日まで雨が降っていたので、ドロドロの箇所が結構あります。それを迂回して乗り越えて、、、
周囲の木が低くなってきた!森林限界が近いかなっ。
登りきるとハイマツと岩だけのトレイルに。天気がめちゃくちゃ良くて暑いっです。岩が眩しいです!
金峰山山頂手前
拓けた場所に。みんながみんな「わぁぁぁぁぁぁ(感嘆)」ってなってます♪山頂はもうすぐ!景色に見とれてだいぶのんびりしてしまいました。
岩の稜線を歩いていきます。とにかく暑い~。
大きな岩の上を飛びながら乗り越えていきます。正しいルートがないのが面白いかもしれません♪
緑がいっぱいで眩しいです。サングラス必須。
なかなか人が多く、譲り合いながら進みます。足を踏み外したら結構危険なことになりそう。
金峰山(12:35)
岩場をピョンピョン乗り越えていくと、突如「金峰山」の標識が現れます!気が付いたら到着してた~。この周辺は岩場で狭すぎるので写真だけ撮って先に進んじゃいますよ。
少し進んだところの岩場で腰を下ろして、休憩タイム。お湯を沸かしてチゲ雑炊。豆腐チゲの袋がパンパンになっています。
明日歩く予定の稜線を眺めながら休憩します。綺麗だなぁ~。明日も楽しみです。
五丈石(ごじょうせき)(13:23)
休憩を終えて五丈石に近づいてみます。たくさんの人が登ろうとしています。ただ、降りるに降りれなくなり「俺もう無理!!!!マジ怖い!!無理!!」と叫んでいる大学生風男子がいました。が、、、、がんばれ、、、(最終的には降りれたようです)。登れても降りるのが結構難しいんですよねぇ。。。
五丈石から金峰山小屋へ。下り道を進みます。
金峰山から金峰山小屋へ
金峰山、、、「きんぽうさん」「きんみねさん」??正しい読み方は「きんぷさん」または「きんぽうさん」みたいです。山と高原地図に書いてありました。
ひたすら下って行きます。ちょっとトイレを借りに行く、としたらちょっと遠いかな。。小屋が見えてきました。
拡大っ。2棟あるみたい。(右のは建築中でした。)
更に下っていくと、小屋の横に登れそうな岩(てっぺんにケルン付き)があります。後で登れたら登ってみよ~。
やっと下りきって、下ってきた道を見上げます。青空と緑が本当に綺麗です!
金峰山小屋(13:47)
小屋に到着してとりあえずチェックインします。
「きょ、今日は混み合っていますか?布団1枚に2人とかになったり、、しないですよね?」と聞いてみたところ、
「ご希望でしたらそうしますが(笑)今日は大丈夫ですよ!」との回答にとりあえず一安心。どうやら一番乗りの到着だったらしく、一番端っこを割り当てられてました。やっぱり早く来て良かったぁ。
小屋の犬、ゆずひこ。愛想がよくてちょうかわいい~~です。撫で回しておいた
小屋の前を歩いていた初めて見る虫。周辺をうろうろしている蟻も、地上で見かけるやつの2倍以上のサイズがあります。
夕食までだいぶ時間があるし、暇だし、というこでボーっとしていると、小学生低学年ぐらいのちびっこがやってきました。小屋の横のさっきの岩に登り始めたのでマネして登ってみたら簡単に登れた!ちょっと登るだけでとっても気分がいいです~。
てっぺんのケルンに岩を追加してみました。
明日歩く予定の稜線を見ていると、人が歩いているのが見える。こんなに遠くまで見渡せるのは気持ちがいいなぁ~、とウキウキ。
金峰山小屋の宿泊客のK夫婦も登ってきたので、岩の上でちょっとお話します。ぽこが乗ったバスの一本後で来たとのことなのですが、聞いて驚いたのが
「今日は天気がよすぎるから、乗り合いタクシーの運転手さん達も待ち時間の間に靴や服もそのままで大弛峠から朝日岳までハイキングしてた!」
んですって。すごいな~地元の人もハイキングしたくなっちゃうぐらいの恵まれた天気。本当に今日はラッキーです。
夕日タイム
小屋の人に「夕日は(金峰山)山頂に登ったほうがいいですか?」と聞くと、「いや、別にここで見れるし。登らなくてもおっけー。」みたいな回答だったので夕日は小屋の横の岩に登って見てみました。山から見る、初めての夕日です。昔、小笠原で見た夕日を思い出した。。(懐)
続きます。
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