厳冬期に使えるエアマット EXPED DOWNMAT LITE 5S を使ってみたよ。
2017/05/13
厳冬期雪山テン泊用に購入したエクスペド ダウンマットライト5の実使用レビューです。このマット、フィルパワー650のダウンが70g入っているマットなんです。マットにダウンが入っているなんて面白いですね。
基本スペック
縦にチューブを並べたようなシンプルなデザインです。二か所マジックテープを付けちゃいましたが、それについては後ほど。
重さ:600g(ミニポンプ 45g含む、収納袋 17g含む)
大きさ:163 x 52 x 5cm
収納サイズ:収納サイズ 24 x φ13cm
容量:3.19L
中の素材:650フィルパワーダックダウン 70g
R-Value(熱抵抗値): 4.1(-12度C)
※R-Value(R値)は熱の伝わりにくさを表す数値(熱抵抗値)の事です。数値が大きいほど熱が伝わりにくく断熱性能が高いということになります。
収納イメージです。350mlの缶と比較。手に持つとずっしり重みを感じます。
膨らませるためのミニポンプが付属しています。上の収納袋の中に一緒に入っています。
使い方
空気の入れ方
マットを広げたら裏返して、空気入れ口のキャップを開けます。
付属のポンプを接続します。
ポンプの穴を手で塞ぐようにしてひたすらポンピングします。
ポンピングは161回でマットがパンパンに、1分30秒程かかりました。無心で押しまくればOKですが、もっと便利なアイテムもあります。
スタッフサックにもなるポンプです。これがあるとかなり楽に空気を入れることができます。
空気の抜き方
畳むときは、キャップに付いている小さい棒を差し込むとある程度まで空気が抜けていきます。ある程度まで抜けたら手で空気を押し出してたたみます。
EXPEDの公式動画もどうぞ。この動画の中では長いサイズを56秒で膨らませられるって。すごい頑張ればいけるのかも..。
枕はマジックテープでくっつけちゃう
モンベルのピローを使用していますが、ズレ防止のために両面テープつきのマジックテープをマット側と枕側に付けています。
これでマットと枕がずれません。超快適っ。
使用して感じたメリット・デメリット
メリット
- ダウン入りでR値4.1。2015-2016年の雪山シーズンで使用して底冷えを感じることなく快適でした。
- 左右のチューブは中心部分より高くなっているので、寝返りを打ってもずれ落ちにくいです。
- マット上に横になるとじんわり暖かさを感じます。
- ミニポンプが標準で付属しているので空気入れに苦労しない(テン場で酸欠にならない)。というか、ダウンが湿ってしまうので口で膨らませてはいけません。構造上、呼気で膨らませるのは難しそうです。
- 空気の入れ口は空気が戻らないようになっているので、パンパンに空気を入れやすい。
- R値4.1で冬用マットとしてはお手ごろ価格。
- Sサイズは163cmです。身長161cmのわたしには丁度良い長さ。183cmのタイプもあります。
デメリットと解決策
- 重い。収納サイズが大きい。マミー型ならもう少し軽量にできたと思うけど。
→冬山グッズの宿命か。暖かさと重さが引き換えになるのでどうにもなりません。しかし、クローズドセル型と比べると遥かに小さい収納サイズです。 - エアマットなので、パンクしたらどうしようもない。
→死なない程度のバックアップとして、薄いマットも持参すると良いです。
今回出てきた山道具たち
今回紹介したエアマットはこちら
長さが183cmのサイズもあります。
冬期にエアマットを使用する際は、万が一パンクしたときのバックアップとしてマット(軽量なもの)を持つのがおすすめです。
わたしはモンベルの枕をマジックテープで固定して使用しています。
EXPEDからポンプにもなる枕が出ています。160g。これを持って枕と付属のポンプを持ち物から外せば軽量化になります。
スタッフサックにもなるポンプ。これがあるとかなり楽に空気を入れることができます。
こちらも読んでいってね
- 1
-
山の雑誌をお得に読むなら「楽天マガジン」がオススメ♪Kindle Unlimitedより良い感じ。
月額380円(税抜)で約200雑誌が読み放題「楽天マガジン」というサービスがあり ...
- 2
-
OMM・UL(ウルトラライト)ハイキング・ファストパッキング・スピードハイクの書籍をまとめてみた【随時更新】
ファストパッキング 2016 何を削れるか? OMM、ULハイキング、ファストパ ...