涸沢カールへ紅葉テント泊登山(1/2) 紅葉最盛期と晴天と土日が重なるとこうなるよ。
2017/10/15
2年前に日帰りで涸沢カールに行ってきた ぽこ(@TripNotes_poco)です。
あの時は、時間が無くて泣く泣く日帰りしたので、次回行く時は絶対にテント泊で行きたいと思っていました。
今年(2017年)、紅葉の最盛期と晴天の天気予報と土日が重なるすごいタイミングがやってきた♪
絶対に混雑するだろうけど、行っちゃえ~!
コースについて
ルート | 上高地バスターミナル(06:22)→(06:25)無料トイレ(06:26)→(06:35)小梨平(森のリゾート小梨/上高地野営場)→(07:12)明神館→(07:15)徳本口(徳本峠分岐)(07:16)→(07:54)徳沢公衆トイレ(07:56)→(07:59)徳澤園(08:12)→(08:25)新村橋(パノラマ分岐)→(09:06)横尾 (横尾山荘)(09:26)→(09:41)横尾岩小屋跡(09:42)→(10:21)本谷橋→(11:25)Sガレ(11:26)→(12:10)涸沢カール |
歩行距離 | 16.10km |
所要時間 | 山行 5時間9分 休憩 39分 合計 5時間48分 |
メンバー | 4人 |
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参考にしたもの
「山と高原地図 42. 槍ヶ岳・穂高岳 上高地」です。GPSデータはiPhone版の「山と高原地図」で取得しています。
登山口までの交通
1:00に都内某所に集合。上高地の駐車場がある沢渡駐車場を目指して出発します。
上高地はマイカー規制が行われているので車で直接行くことが出来ません。
車で行く場合は、沢渡(さわんど)や平湯の駐車場に車を停めてバスやタクシーで移動するのが一般的です。
4:00頃、沢渡駐車場周辺に到着しました。「これなら始発のバスに乗れそうだね!」なんて話しながら駐車場を探します。が、、、暗闇の中をたくさんの登山者達がうろうろしている...。
バスやタクシーが発着する大きい駐車場に車を停めたかったのだけどすでに満車。さらに奥にある岩見平駐車場へ(駐車料金600円/1日)
車を停めてバス乗り場に並びつつタクシーをチェックしますが、タクシーは素通りするのみで止まる気配がありません。
「タクシーは難しそうなのでバスで行くしかないね。」と話しながらバスを待ちます。。
始発のバスがきたーーー!!
が、初めから満員で乗れず、結局3本目のバスの補助席にギリギリ乗ることが出来ました(バス代1250円)。立ち乗りさせないのは優しい。
2017年9月30日(土) 涸沢カール 紅葉テント泊登山
上高地バスターミナル(06:22)
さて、ようやく上高地に到着しました。登山者たくさんです!ここからみんな思い思いの場所へ向けて出発するの。ワクワク感が伝わってくるようです。
登山道も渋滞するだろうなぁ。するよなぁ。絶対渋滞だなぁ。
混雑するのは知ってて突っ込むので。
今日は4人です。
(06:35)小梨平(森のリゾート小梨/上高地野営場)
さくっと小梨平を通過します。
(07:12)明神館
人いっぱいの明神館です。
明神岳が綺麗に見えるので、上高地を初めて歩く人が感激するあたりではないでしょうか。
(07:59)徳澤園(08:12)
さささっと歩いて徳澤園に到着。ソフトクリームを食べたかったのですが、寒いので断念。帰りに食べましょう。
(09:06)横尾 (横尾山荘)(09:26)
横尾山荘は涸沢カールまでの道のりの最終トイレ&水場です。
なんだこの人混みは!!!さすが紅葉の時期。。。
男性トイレは大行列。女性の列はまだ短いです。登山人口の割合の問題ですかね。
横尾山荘のテン場は良い雰囲気です。機会があれば泊まってみたいなぁと思いつつ、位置的に機会がない場所です。
横尾大橋を渡って、ここからいよいよ山道に入りますよ。
ん~、さわやかな樹林帯を歩いてほのぼの、、、山道とはいえ、横尾から涸沢カールまでの道はたいへん歩きやすい道です。ありがたや。
(10:21)本谷橋
本谷橋に到着しました。上高地からここまでほぼ平坦な道ですが、以降は少し登りが出てきますよ。
たくさんの人々が沢沿いで休憩していましたが、われわれはどんどん先に進みます。
それにしても人が多いです。すれ違いも大変です。お互い譲り合いながら進みます。
しかし、どんどん突っ込んでくる人も中にはいます。
下山で突っ込んでくる人がいたので山側に避けようとしたらそのまま体当たりされたりしました。こわいよーーー(涙)
うっちー「祭りだから。」
わたし「せやね。」
山側に避けるのは安全を考えると普通のことだけど、常識が通じないのが紅葉登山です。
普段山に登らないけど紅葉は見たい人がたくさんやってくる → 普通の山のルールが通じない → 祭りだから仕方ないと諦める。
ってことで。細かいことはいい。なかなか下山できなくてイライラしている人相手にイライラしたら負けですわよ(なにが?)。
楽しくいこー!
渋滞でのろのろ登るので、まったりハイキング。とっても楽々に登れます。
ここは昨年崩壊したあたりかな。「ここで休むと危険」ってわざわざ書いてあるのに、わざわざここで休む人がいるのです。大丈夫かいね?
書いてないとしても、いかにも危険そうな、いつ落石があってもおかしくないエリアがこのあたりです。ささっと通過しましょうね!
だいぶ登山道沿いの木々が色づいてきました。ウキウキ!渋滞しているけどウキウキ!
樹林帯を抜けて景色が開けてきました!!!
ん~~~紅葉~~~!!
渋滞と登りはまだまだ続きます。
もうすぐ涸沢カール、の手前あたりで突然うっちーがスピードアップ。
必死についていくと、後ろの2人とはぐれた。後で探そう。とりあえず、テントを張る場所を探すのが先っ!
涸沢ヒュッテに到着しました!とりあえずテン場へ!
(12:10)涸沢カール
す、すごいテントの数。。。なにこの人とテントの数...(想定内です)。
うっちーと場所を探しますが、平らな場所はこの時間で既に皆無。あるといえばあるけど、雪の上。。。
でも、雪渓の上にテントを張るなんて考えられないです。それなりの準備してきてないし。
石・岩ゴロゴロの斜め地帯で、バラバラだけど4張り張れそうな場所を見つけたのでザックを置いて場所取りします。
ダッシュで来た道を戻って、先程はぐれた2人を探しに行きます。
うっちーがテントの受付に並んでくれている間に2人を見つけてテントを張る場所に案内します。
かめのこちゃん「ん~~斜めだね。」
わたし「もう、ここよりまともな場所はないよ。」
斜めのエリアに転がっている大きい石をどかして整地します。
斜めなので、頭が上になるようにして、、っと。みんなテントを張って一息。。。
かめのこちゃんのテント。WISP 1Pカッコいい。
今から北穂高に行くとか(精神的にも時間的にも)無理だわ。とりあえず、ビールっ!ビールっ!
一息ついていると、キャンプ場の係の人が現れました。
「ここは保護地区なので、雪渓上などにテントを移動してください~」と高山植物の上にテントを張っている人に注意しています。
張ってる人、白目。
一応ロープで囲まれているようですが、、、ロープがわかりずらくて張ってしまったのかもしれないです。
テントを雪渓上に移動する人たちを横目に涸沢小屋に上がります。
テラス席を確保できたので、ビールともつ煮・枝豆・おでん!美味しい~~~!唐辛子たっぷりかけるよ!
トトロ岩(たぬき岩)も健在です。
たぬきを拡大っ。トトロの横姿みたいなやつね!
ビール飲んで、広大な景色を見ることができてとっても満足~~!テントの数がすごい!地上の紅葉か。
テン場の周辺にも紅葉している木々がいっぱいです。ほんとすごいところに来てしまった♪
15時ぐらいになると、雪渓の上のテントが増えてきました。本当にもう張る場所がないのです。ミニスコップ持参している人がいたのは準備がいいと思った。さすがだわ。
雪渓のあたりを散策したりして。
夕方になると寒くなるから、テントに戻って暖かい服に着替えよう。
テントでゴロゴロしていると「晩御飯にしよー!」と声をかけられたので岩の上で晩御飯。
うっちーがワインを担いでくれた♪おいしいーーー!
みんなでご飯を食べていると遠くからだぁさんとたけのこちゃんが現れた!ネイル子ちゃんも現れてわいわいお話しました。
食事を終えてトイレに向かうと笑っちゃうぐらいの長蛇の列でした。なんだこれは。1時間は並んでいないと思うけど、30分ぐらい並びましたね。。。ほんと、ここは原宿か。または、花火会場。
テントの夜景を見るために涸沢小屋に上がってみました。昼間に負けないぐらい人が一杯です。
わたしのカメラでは夜景の写真が撮れないけど、うっちーが撮ってた!
かめのこちゃんもきれいな写真を撮ってた!
涸沢ヒュッテの、こういう張り紙気になるわ。韓国は無料で救助してくれるのかい?
明日は下山。
かめのこちゃんは北穂へ行ってもう1泊するので3人で下山します。
まとめ
2017年9月30日(土)、涸沢カールに張られたテントの数は1400張になったそうです。
涸沢カールにある2つの小屋(涸沢ヒュッテと涸沢小屋)には900人が宿泊したそうです。涸沢ヒュッテのキャパは公称180人、涸沢小屋のキャパは公称100人程度だぞっ(白目)。
混雑・渋滞はすごかったけど、想定内だったし、そんなことよりもとても美しい紅葉を見ることができて良かった♪
以上、涸沢カール 紅葉テント泊登山1日目のレポでした。
続く。
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