黒戸尾根で甲斐駒ヶ岳へ(2/2)
2021/10/05
ぽこ(@TripNotes_poco)です。
黒戸尾根で登る甲斐駒ヶ岳の記録2日目。
七丈小屋のテン場から甲斐駒ヶ岳へ登頂し、テン場まで戻って荷物を回収して下山します。
この記事は
の続きです。
コースについて
ルート | 七丈第二テン場(05:08)→(06:00)八合目御来迎場(06:01)→(07:07)駒ヶ岳神社本宮(07:08)→(07:16)甲斐駒ヶ岳(07:33)→(07:36)駒ヶ岳神社本宮(07:37)→(08:14)八合目御来迎場(08:19)→(08:50)七丈第二テン場(09:12)→(09:19)七丈小屋(09:44)→(10:25)屏風小屋跡(10:26)→(10:33)五合目小屋跡(10:39)→(11:14)刀利天狗(11:22)→(11:39)刃渡り→(12:45)笹の平分岐(12:46)→(14:26)竹宇駒ヶ岳神社→(14:32)尾白川渓谷駐車場 |
歩行距離 | 10.7km |
所要時間 | 山行 7時間56分 休憩 1時間28分 合計 9時間24分 |
メンバー | 2人 |
参考にしたもの
「山と高原地図.42 北岳・甲斐駒 南アルプス」です。GPSデータはiPhone版の「山と高原地図」で取得しています。
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2021年9月20日 黒戸尾根で甲斐駒ヶ岳へ(2/2)
七丈第二テン場(05:08)
4時前には起床して出発の準備をします。そだ、トイレ行こう。往復15分のトイレへ、、、暗いよ。遠いよ。
5時になって出発しようとするのですが思ったよりも風が強いです。
テントが吹っ飛んだら困るので念のためペグを打ち直して、、さぁ出発です。
外はすでに薄明るくなっていたので、ヘッデンはもういらないなーと思いライトを消します。かめのこちゃんは「見えない見えない」って言って再びライトを付けてました。個人差があるのか。
雲海がうっすら見えます。
張り切って登ろうとするのですが、身体が重い~~。足取りが重すぎる。なかなか身体が動かないので、昨日と同じくかめのこちゃんに先に行ってもらいます。
自分のペースでまったり登ろうね...。
日が登ってきました。ちょうどいい感じに見えるところでちょっと休憩します。周りの人たちも足を止めています。
朝日を背にどんどん登っていきます。
剣が刺さってる岩があるなぁ。
(06:00)八合目御来迎場(06:01)
八合目に到着しました。ここって朝日が見えやすい場所なのだろうか...?
この先は岩場&クサリ場が増えてきます。人によっては苦労するかもしれませんが、大体みんな登れているので大丈夫。何とかなる(無責任)。
まだまだ先は長いです。
剣の場所が近づいてきました。なんか無駄にカッコいい。烏帽子岩と言うそうですよ。
剣があるところは登れなくて巻きます。
遠くの山々が良く見えます。昨日の、七丈小屋までの登りでは眺望がほぼ無いので遠くが見えるのって良いのです。
八ヶ岳が良く見えるっ。
おっ!かめのこちゃんが遠くから手を振っているのが見える。振り返そうー。
岩の道を進んでいきます。
山頂がじわじわ近づいてきました!あとちょっとです。山頂直下は、岩と砂で滑りやすいので注意して登っていきます。
(07:16)甲斐駒ヶ岳(07:33)
やっと山頂に到着しました。山頂は人がいっぱい。
甲斐駒ヶ岳といえば、わらじなんか?
雲の沸き立ち方がカッコいいのです。
山頂でひとしきり休憩したので、そろそろ下山しましょう。岩の間を縫うように下っていきます。白砂で滑りやすい。のろのろ下っていく人(わたし)と、そんな人を横目にすごい勢いで下っていく人に分かれます。
岩場は下るほうがちょっと難しいですね。
(08:14)八合目御来迎場(08:19)
八合目で山頂方面を見るとガスっていました。朝は天気が良くて良かったな。
(08:50)七丈第二テン場(09:12)
テン場に戻ってきました。さっさと撤収作業をします。
しかし、ここでかめのこちゃんが「財布落としたかもー!」と騒ぎだす。
「マジで?戻って探す?」「でもどこに落としたかわからないし、、、」
とりあえず、わたしは撤収が完了したので、先に小屋に行って落し物が無かったか聞いてみることにします。
(09:19)七丈小屋(09:44)
落し物が無かったか小屋のスタッフさんに聞いてみましたが、特に無かったとのこと。。しばらくかめのこちゃんを待ちます。
やってきました!「財布あったー!食料と一緒に入れてあった!」見つかって良かった~。そして、無駄に戻って探しに行かなくてよかった。
かめのこちゃんと合流し、下山を開始します。
ほぼ眺望の無い中を下っていく、、しかし、わたしがヨレヨレすぎて、結局かめのこちゃんに先に行ってもらう、、
登りでたくさん登ったハシゴ。当たり前ですが、どんどん下っていきます。
(10:25)屏風小屋跡(10:26)
小屋の跡あたり。
小屋跡から先は、登りの時に「帰りに登り返すの嫌だなぁ、、、、」と思ったポイントです。100mぐらい(?)登り返しがあるのです。。ヨロヨロの身体に堪える登り返しです。
ヨロヨロと登っていきます。うーんうーん、、、、
登り返しが終わると、しばらく平らな道になります。黒戸尾根は平らなところが結構多くて、トレランの方に人気なのも分かります。
(11:14)刀利天狗(11:22)
刃利天狗に到着。ちょっと休憩します。
(11:39)刃渡り
刃渡りをささーっと通過。この辺りで見える眺望が最後の眺望かなっ。
背後からジャンジャン熊鈴を鳴らして迫ってくる人がいましたが、うるさい熊鈴はうるさいなと思いました。。
帰りのマウンテンタクシーは16:00。あまり早く下山しても時間が余り過ぎてしまうので途中で長めに休憩します。
休憩していたら、後から来た50代ぐらいの夫婦(?)の奥さんが「はぁ、、、ただただ辛い道ね。。。西穂あたりにしておけばよかったわ...」と呟いていたのが超印象に残りました。西穂の方が歩行時間が短いからという理由らしいです。
黒戸尾根が長いのは有名やん。下調べは超重要だと思ったのです...。
(12:45)笹の平分岐(12:46)
笹の平分岐まで戻ってきました。ここまでくればあと少しです!
この辺りまで来るとまぁまぁ歩きやすいのですが、疲労が溜まってくるころなので油断は禁物です。
やっとつり橋まで戻ってきた!
つり橋から河原の方を見ると、キャンプの人々が水遊びしていました。わたしも川に入りたいなー。。
(14:32)尾白川渓谷駐車場
無事に下山できました。今回も何事もなくて良かった...。
かめのこちゃんと合流し、かき氷を食べます。500円でした。ふわふわのやつではなく、フツーの昔ながらのかき氷でした。
マウンテンタクシーの時間までだいぶ時間が残っていたので、テントを乾かしながら待ちました。駐車場はキャンプの人や登山者が入り乱れる空間になっていました。
帰りの交通
16:00発のマウンテンタクシーに乗って小淵沢駅へ。帰りも行きと同じく満車でした。予約必須なのでWEBからの事前予約をお忘れなく、、
16:20頃に小淵沢駅について、予約済みのあずさのチケットを発券しようとしたら券売機が長蛇の列。
あずさに対応している券売機が1台しかなく、操作に戸惑っている人がいて全然進みません~。
電車に間に合わなかったらどうしよう~と少し焦りつつ、なんとかチケットを発券し、無事にあずさで東京方面に帰ったのでした~。
あずさは満席で、駄々こねてる人がいたよ...。満席は満席なんだからどうにもならんだろ...。
まとめ
黒戸尾根は確かに長かったけど、(わたしにとっては)特別難しいところはなく、普通の長い登山道という感じでした。人によっては「二度と登りたくない」って言う人もいるかもしれないけど、年に一回ぐらい登るのもいいかなっと思う道でした。
長くて嫌だな、と思うことはなかったですよ。
ちなみに、一日に二往復する人もいるみたいです。それはさすがにすごいと思う。
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