屋久島縦走登山2泊3日(計画・準備編)
2017/04/14
4月に屋久島に行くことにしたぽこ(@TripNotes_poco)です。
サックスさん「4月に屋久島行きたい人いませんか?」
テン泊さん「行きたい気がする!」
ぽこ「行こうかな~行きたいな~。ANAのマイレージあるしな~」
軽い感じで話が始まり、微妙にオフシーズンであるGW前の屋久島に2泊3日で行くことになりました。
ざっくり2泊3日屋久島縦走プラン
そんなわけで、どんなプランで行くかをざっくり相談したところ、以下のような案がでました。
2日目 縦走して2つめの避難小屋まで移動して泊まる、またはテント泊
3日目 下山しお風呂に入って鹿児島グルメを堪能して東京に戻る
今回(も)ガイドを使わずの山行プランです。さて、このざっくりプランを実現させるための交通手段は?
東京から屋久島までの交通手段
ツアーを利用することも考えましたが今回は個人手配で行きます。ツアーは飛行機の時間指定したりすると高くなるし、宿泊がついても泊まらない(今回は山小屋orテント泊で行く)し、個人手配の方がいいよね~という理由です。
一般的には以下3パターンの交通手段が考えられます。
- 羽田⇔鹿児島(飛行機2時間弱)+鹿児島⇔屋久島(飛行機30分)
- 羽田⇔鹿児島(飛行機2時間弱)+鹿児島⇔屋久島(高速船トッピー1時間50分~2時間45分(ルートによる))
- 羽田⇔鹿児島(飛行機2時間弱)+鹿児島⇔屋久島(フェリー4時間程)
羽田⇔鹿児島について
この区間は飛行機(しか考えられない、、)です。早期予約割引(ANAの旅割28、JALの先得割引)を利用すれば、4月の金・土・日の2泊3日の日程で往復30,580円程でした。ぽこはANAのマイレージ利用で無料♪でした。出発1か月前でもマイレージ特典航空券が取得できるオフシーズン、、、繁忙期は1か月前なんて航空券取れないので、早めの計画が必要です。ジェットスター航空を利用する手もあるので成田空港が近い方や費用を抑えたい方は利用するのもアリかと思います。
鹿児島⇔屋久島について
問題は鹿児島と屋久島間の交通手段です。
手段 | 片道の所要時間 | 片道の費用 |
飛行機 | 30分程 | 10,700円前後 |
高速船トッピー | 1時間50分~2時間45分 | 8,800円(往復割引16,100円) |
フェリー | 4時間程 | 4,000円~4,900円(往復8,900円) |
フェリーはとてもお得な運賃ですが時間がかかります。また、1日に1便しかなく今回の日程的に使えないことが判明しました。時間があればゆっくり乗ってみたいものです。ゴロゴロできて楽だしー。
残る手段は飛行機または高速船トッピーです。往復で時間にして2時間、運賃は5,000円ちょっとの違い...。大した違いではないのですが、費用を抑えたいのと離島だし船に乗りたいよねーってことで高速船トッピーに決定。
鹿児島空港から高速船ターミナルまで
高速船トッピーに乗るためには鹿児島空港から高速船ターミナルまで移動する必要があります。歩いていけるような距離ではなく、リムジンバスで1時間弱もかかります。なんて遠いんだ...。
屋久島内の交通について
飛行機と高速船を乗り継いで屋久島の港についたら、次は島内の移動です。今回は島内を縦走するのでレンタカーや自転車ではなくバスまたはタクシー利用が考えられます。屋久島行きの高速船は、便によって安房または宮之浦に到着しますので、自分の便がどちらに到着するかを確認してバスの時刻表を確認しましょう。これを間違えると悲惨です。
縦走ルートはどうする?
屋久島縦走の登山口として有名なのは白谷雲水峡・荒川登山口・淀川登山口があります。
今回、飛行機とトッピーのスケジュールの関係でトッピーの到着地である安房から一番近い淀川登山口から縦走路に入ることにしました。そして、下山口は日帰りの観光客が多そうな荒川登山口よりも、もののけの森・白谷雲水峡に行きたいよねーっ、ということで白谷雲水峡に下山することに決定しました。
東京から2泊3日屋久島縦走プランと必要経費
東京から2泊3日屋久島縦走プランが完成しました。島内で民宿などには泊まらず、山中2泊の(ある意味)強行プランです。
1日目 | 飛行機 | ANA 619便 羽田06:40→鹿児島08:25 |
リムジンバス | 鹿児島空港09:10→高速船ターミナル10:04 | |
トッピー | 高速船ターミナル10:20→屋久島(安房)13:05 | |
バス | 安房13:33→紀元杉14:32 | |
山行 | 紀元杉→淀川小屋(泊)(標準コースタイム1時間30分ぐらい) | |
2日目 | 山行 | 淀川小屋→黒味岳→宮之浦岳→永田岳→高塚小屋→縄文杉→高塚小屋(泊)(標準コースタイム12時間)←マジで? |
3日目 | 山行 | 高塚小屋→白谷雲水峡(標準コースタイム5時間30分) |
バス | 白谷雲水峡11:40→12:05小原町 小原町12:35→13:10安房港 |
|
トッピー | 安房港13:30→15:30高速船ターミナル | |
リムジンバス | 高速船ターミナル15:55→鹿児島空港16:49 |
1、2日目は問題ないとして、3日目、白谷雲水峡11:40のバスに乗るためには、絶対に寝坊してはならないのが心配です。あと、ガス缶どこかで買える時間があるかしら、、、(ガス缶は飛行機に乗せることが出来ないのです。)
下山後のお風呂とグルメをどうすればいいのかわかりません。
交通費は以下になります。
飛行機 | 往復 30,580円(ぽこはマイレージ特典航空券利用のため0円) |
高速船トッピー | 往復 16,100円 |
鹿児島空港⇔高速船ターミナル | 往復 2,500円 |
島内でのバス移動 | 安房→紀元杉 940円、白谷雲水峡→小原町 140円、小原町→安房港 830円 |
合計で51,090円になりました。
予定している装備・持ち物
ザック OGAWAND OWN
25L~50Lまで容量可変なOGAWANDのOWNを使用します。
防水対策 sea to summit(シートゥーサミット) ウルトラシルパックライナー
雨の多い屋久島。3日間全部雨ということも十分考えられます。ダウン類(シュラフやジャケット)や食料など濡らしては困るものは防水バックに入れます。ザックカバーはしません。ザックカバーをかけても背中側から濡れては意味がないからです。ザックの中を完全防水にしましょう。
テント ビッグアグネス フライクリークUL1Ex(BigAgnes Fly Creek UL1EX)
インナーテントがメッシュからノーメッシュに変更されている日本仕様の軽量ULテントです。内部は狭いですが、とにかく軽量。人とかぶらない。あと、カッコイイ。風には弱いですが、屋久島ならたぶん大丈夫(??)こちらの記事<石川弘樹 FASTPACKING#01 屋久島縦断SEA TO SEA>でも昨年の4月の縦走で使っている方がいたのです。
シュラフ NANGA オーロラライト350DX
ショートサイズを買えばよかった、、、と少し後悔しているこちらのシュラフ。快適使用温度は5度ですが、ぽこが寒がりのためどうもそれだけでは寒いかも。そこで以下の防寒装備を追加します。
シュラフカバー SOL エスケイプヴィヴィ
シュラフ+αの防寒として、また、雨が多い時期なので防水カバーとしてエスケイプヴィヴィを持って行きます。
ダウンパンツ NANGA ポータブルダウンパンツ
超軽量なのに、とても暖かくてあるとないでは大違いです。冬季の山小屋泊にもおすすめのダウンパンツです。
ダウンジャケット ヘリーハンセンのダウンジャケット
薄手のダウンジャケットは一枚あると絶対便利。夏の北アルプス縦走でも重宝します。濡れると保温力がなくなるので、濡らさないように注意が必要。
エバニュー チタンアルコールストーブEBY254
ガスストーブのPRIMUS(プリムス) P-153 ウルトラバーナーも持参しますが、入山するまでの間にガス缶を入手できる保証がありませんので、メインの火器としてアルコールストーブを持参します。2泊3日ならこれで十分かなぁと思います。
屋久島縦走で特別に準備するもの
携帯トイレ
屋久島の山小屋には一応トイレはあるようですが、縦走路の各ポイントにあるのは「携帯トイレ用ブース」とのこと。山小屋のトイレで事足りるとは思いますが、万一の場合(?)を考えて携帯トイレを持参します<屋久島の携帯トイレブースについて>。
浄水器 ソーヤー ミニ SP128
屋久島の水はきっと美味しいと思うんです。「水場」として扱われているポイントもちゃんとありますし、基本は大丈夫だと思うのですが、島内にヤクシカが増えているみたいで水質がちょっと心配...。そこでコンパクトで定評もありレビューも良いソーヤーミニを持って行きます。
こちらも評判がよいです。なんと放射性物質まで除去できるとのこと。
(つづく)
https://trip-notes.com/trekking/yakushima/6962
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