Trip Notes -旅のメモ-

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谷川岳馬蹄形縦走 1泊2日テント泊登山(2/2) ガスの中の稜線歩き、、楽しみはお花。

      2017/07/27

谷川岳馬蹄形縦走

photo by だぁさん

昨晩は団体(どっかの山岳会とからしい)がめちゃくちゃ有り得ないレベルでうるさかったのです。。。いつ静かにしてくださいね、ってお願いに行こう、、、と考えていたら、ようやく21時過ぎになって大人しくなりました。

ここは山だぞっ。フェス会場のキャンプサイトじゃないんだぞっ。

ツェルトのバタバタは激しかったですが、何事も無く朝を迎えました♪谷川岳馬蹄形縦走 蓬峠

谷川岳馬蹄形縦走 蓬ヒュッテでテント泊してきたよ。


の続きです。

コースについて

ルート 蓬ヒュッテ(06:12)→(07:01)武能岳→(07:27)笹平(07:28)→(09:03)茂倉岳(09:04)→(09:21)一ノ倉岳(09:34)→(09:44)ノゾキ(09:45)→(10:32)谷川岳(10:37)→(10:49)谷川岳(トマノ耳)(10:54)→(11:02)谷川岳・肩の小屋(11:25)→(11:36)ザンゲ岩(11:37)→(12:14)ラクダのコル(12:15)→(12:18)ラクダの背(ラクダのコブ)(12:19)→(13:39)西黒尾根登山口(13:42)→(13:55)土合口駅/谷川岳ベースプラザ→(14:10)白毛門登山口駐車場
歩行距離 11.47km
所要時間 山行 7時間3分
休憩 55分
合計 7時間58分
メンバー 4人

参考にしたもの

「山と高原地図 16. 谷川岳 苗場山・武尊山」です。GPSデータはiPhone版の「山と高原地図」で取得しています。

2017年6月18日 谷川岳馬蹄形縦走2日目

蓬峠(06:12)

朝から辺りはガスに包まれています。天気予報では晴れだったのだけど、、、谷川岳馬蹄形縦走 蓬峠

ガスガスの中テント・ツェルトを回収して出発します。まずは武能岳へ。谷川岳馬蹄形縦走 蓬峠

昨日歩いた稜線も雲に覆われ、上の方だけ雲の上からぽっかり浮いています。谷川岳馬蹄形縦走

行く先もガスに覆われています。もしかして、今日はもう晴れないのかな?!

マイヅルソウ。この花は撮影するのが難しい...。谷川岳馬蹄形縦走 マイズルソウ

ツマトリソウ谷川岳馬蹄形縦走 ツマトリソウ

(07:01)武能岳

武能岳に到着しました。ガスで眺望が殆どないのが残念。先に進みましょう。谷川岳馬蹄形縦走 武能岳

ヨツバシオガマ谷川岳馬蹄形縦走 ヨツバシオガマ

ユキワリソウ。か、ハクサンコザクラ、、、谷川岳馬蹄形縦走 ユキワリソウ

行き先を眺めると、笹平というポイントが完全に雲に覆われて行くのが見えます。雲の中に突っ込む感じですね。谷川岳馬蹄形縦走 笹平

(07:27)笹平(07:28)

笹平まで下りきり、再び登りはじめると、ハクサンイチゲの群生がありました。ガスガスで眺望がないので楽しみはお花です。谷川岳馬蹄形縦走 ハクサンイチゲ

シラネアオイも群生しています。谷川岳馬蹄形縦走 シラネアオイ

(09:03)茂倉岳(09:04)

茂倉岳に到着しました。眺望が無いどころか、完全な真っ白です。谷川岳馬蹄形縦走 茂倉岳

茂倉岳から一ノ倉岳に向かう途中に雪渓がありました。ささっと通過します。谷川岳馬蹄形縦走 茂倉岳

(09:21)一ノ倉岳(09:34)

茂倉岳から一ノ倉岳はすぐ。

一ノ倉岳の標識は白毛門と同じく積雪期には雪に埋もれそうなものでした。谷川岳馬蹄形縦走 一ノ倉岳

今日はずーっとこのままガスガスなんだね!?

一ノ倉岳には避難小屋があります。例のカマボコ型のものです。谷川岳馬蹄形縦走 一ノ倉岳避難小屋

オープンっ。

むわっと、熱気が篭っています。1、2人は横に慣れそうです。ぎゅーぎゅーですけど。谷川岳馬蹄形縦走 一ノ倉岳避難小屋内部

谷川岳に向かって進みます。谷川岳馬蹄形縦走 一ノ倉岳

ノゾキ。地上を覗くポイントなんでしょうけど、眺望が皆無なのでやめました。。谷川岳馬蹄形縦走 ノゾキ

すこーし雲が晴れてきて、昨日歩いた辺りの山がぽっかり浮かんでいるのが見えます。谷川岳馬蹄形縦走

ちょっとしたクサリ場を登り進みます。谷川岳馬蹄形縦走

富士浅間神社奥の院に到着しました。ここから先は歩いたことのあるルートです。人も増えてきました。谷川岳は近い!谷川岳馬蹄形縦走 富士浅間神社奥の院

(10:32)谷川岳(10:37)

谷川岳山頂、オキの耳に到着しました。谷川岳山頂、オキの耳

先行していた仲間たちと合流し、写真を撮ってトマの耳へ向かいます。すぐの隣の山頂もガスで見えません。谷川岳山頂、オキの耳

(10:49)谷川岳(トマノ耳)(10:54)

さらっとトマの耳に到着っ!谷川岳(トマノ耳)

ふぅ。。。ここまで来れば馬蹄形縦走は終わったようなものです(そうか?)

谷川岳はメジャーな山なので、、、メジャーな山=山ガールが増えてきます。わーい。

わたし「わぁ!ネイル子ちゃん!山ガールが!ガールがいるよっ!すごいね!派手派手ファッションだね!フルメイクだねっ!」
ネイル子ちゃん「わたしもねー、前はあんな時代があったよ!派手な服着てさ~。」
わたし「えーー!ネイル子ちゃんの山ガール時代の写真みたーい!!!」

などとしょうもない話をしつつ、、、

さぁ、肩の小屋でコーラ飲もう~。すぐそこの小屋もガスで霞んでいます...。谷川岳肩の小屋

(11:02)谷川岳・肩の小屋(11:25)

数ヶ月ぶりの肩の小屋です。前回は3月だったかな。その時期は営業していないので、小屋番さん(優しくて親切な方)に会うのは1年ぶりです。谷川岳肩の小屋谷川岳肩の小屋
コーラを購入して、谷川主脈縦走路を眺めます。稜線に雲が塞き止められています。これがうまいこと一気に右側の稜線に流れ込むと雲滝(うんたき)になるんですって!しかし、残念なら雲滝は見ることが出来ず。谷川岳主脈縦走路
そろそろ出発しましょうか。

小屋の前は悪天候にも関わらず登山者がいっぱいです。スキー板を持っている人がいたけど、どこを滑るんだろう?!谷川岳肩の小屋

西黒尾根で下山します。谷川岳肩の小屋直下は雪渓が残っています。谷川岳肩の小屋直下の雪渓

西黒尾根は一気に人が少なくなります。下山で使う人はなおさら少ないです。西黒尾根

 

(11:36)ザンゲ岩(11:37)

だぁさん「前さ~、西黒尾根で谷川岳に登るメンバーを募集したら『本当に大丈夫なのか?危険じゃないのか?』みたいなことたくさん言われたけど、西黒尾根って”そうでもない”よね?」
わたし「うん、全然、割と普通の登山道かと。」(多少クサリはあるけど、、)

西黒尾根って、何故危ないとかそういうイメージの尾根になったんだろ。厳冬期・残雪期はナイフリッジになることもあるらしいけど、、、

(12:14)ラクダのコル(12:15)

西黒尾根と巌剛新道の分岐点です。ここまでは(たしか)鎖はありません。巌剛新道がんごうしんどう、と読むようです。難しい。。ラクダのコル

(12:18)ラクダの背(ラクダのコブ)(12:19)

さらに進んでラクダの背へ。このあたり、本当はとても眺望がよいのに残念~。ラクダの背(ラクダのコブ)

この先はクサリが設置されている箇所が5,6か所出てくるので、慎重に降りていきます。西黒尾根クサリ場

クサリ場をいくつもクリアし、樹林帯に入ります。安心して歩ける道にホッとします。西黒尾根樹林帯

 

(13:39)西黒尾根登山口(13:42)

やっと下界(西黒尾根登山口)に着いたっ♪あとは車道を黙々と歩くのみです。西黒尾根登山口

まぁ、駐車場までの道のりが地味に長いのですが、、がんばって歩きましょう!西黒尾根登山口

(14:10)白毛門登山口駐車場

スタート地点に到着~~~!!

わぁぁぁぁ!無事に馬蹄形縦走を終えた!!わーいわーい!白毛門登山口駐車場
車に乗り温泉へ移動していると、消防車がサイレンを鳴らして登山口の方へ向かって行きました。パトカーや救急車もどんどん現れます。。。な、何事かね、、、温泉の駐車場でふと空を見上げると「ヘリだっ!」

こりゃ、なにか遭難があったね、、、絶対なんかあったね。そわそわそわ。。。

後日、ニュースになっていました。骨折で済んだようで(遭難は良くないけど)良かったです。やっぱり、残雪期って危ないな...と感じた出来事でした。

下山後の温泉

湯テルメ谷川へ。2時間570円です。湯テルメ谷川

谷川岳下山後はの温泉は大体、湯テルメか鈴森の湯が選択肢に上がりますね。

前回訪れた時(2月頃)はとても混んでいて大変な目にあった思い出(笑)があるのですが、今回は空いていて快適に利用することができました。

まとめ

  • 蓬ヒュッテのトイレが携帯トイレブースからバイオトイレになっていたのが一番の驚きでした!!!
  • ずーっとやりたいと思っていた、谷川岳馬蹄形縦走を無事に終えることが出来ました。日帰りでやっている人もたくさん見かけたので、今度挑戦してみたいです。2日目は眺望無かったし。
  • 残雪期は、もう暖かいから大丈夫かな?と装備が不足したり、気が緩んだりしやすいので危険度が高いと感じます。注意していきましょう。残雪期注意!

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