北アルプス 針ノ木小屋でテント泊してきたよ。槍ヶ岳を望む絶景のテン場。
2017/09/21
登山日和となった9月の土日。北アルプスの針ノ木小屋でテント泊してきました。
針ノ木岳と言えば、日本三大雪渓の一つ、針ノ木大雪渓が有名です。
樹林帯を抜け、(9月なので)殆ど溶けた雪渓の脇を登り4時間半。針ノ木小屋が見えてきました。最後の九十九折はきついよー。
針ノ木小屋のテン場ってこんなところ
アクセス
立山・黒部ダムの玄関口である扇沢駅から標準コースタイムで5時間。
登山口のある扇沢駅周辺には無料駐車場が数百台あります。
が、金曜夜に出発して土曜日の3:30頃に到着した時点で空き0台でしたので仕方なく12時間1,000円の有料駐車場に停めました。後で調べたら24時間1000円の駐車場もある模様。
「足元見た値段設定だねぇ」
「扇沢舐めてたわ(こんなに混むと思ってなかった)」
「知ってた」
一体何時に到着すれば無料駐車場に停められるのでしょう。無料駐車場は230台以上あるのになぁ。観光の人はそんなに早く来ないだろうし、どんだけ登山者いるのでしょう?
扇沢周辺の駐車場についてはこちら<駐車場のご案内>を参考にしてください。
宿泊料金
小屋に到着したら早速テント泊の受け付けをします。料金は700円/1人です。
小屋泊の料金については<針ノ木小屋の公式サイト>をご確認ください。
受付の際「今日は混雑するので詰めて張ってください。」と言われました。
「小屋も混んでいるんですか?」と聞くと、「今日は予約で70人ですね。」ですって。小屋のキャパは公称100人ですが、これはぎゅーぎゅーに詰め込んだときの人数だと思いますので、70人でも結構な混雑かと思います。
また、「小屋で水を購入したい場合は16:00~19:00の間は避けてください」と言われました。小屋の夕食の準備で大忙しなんですって。これは混雑具合によると思います。
「針ノ木って混むんだねぇ、、、」
「こんなに混むと思って無かったよぉ」
「針ノ木舐めてたわ」
テン場
はじめに言っておこう、、、針ノ木小屋のテン場は結構スゴイ所にある。
小屋を通り過ぎ、岩の狭い道を先に進むとテン場があります。
稜線上、及び斜面を地形を生かしながら段々に削った(のか?)、僅かな平地がテン場です。土曜日のハイシーズンなら、相当早く(10時ぐらい)到着しないと、グループでまとめて張ることはできないです。
テン場は小石や岩がゴロゴロしています。小石が結構痛いです。マットはしっかりしたものがおすすめ!
キャパは公称30張となっているけど、、少なく感じます。
訪れた2017年9月9日(土)は扇沢を6時頃出発し、10時半頃に到着。
わたしたちは、まとまった良い場所にテントを張る事が出来ました。槍ヶ岳を望むことができるちゃんと平らなとても良い場所です。
ペグは刺さりにくいです。細いタイプをガンガン打ち込む感じで打ちました。固定に使える石はゴロゴロしています。
13時頃に到着して「早めに来たのに場所が全然無い...」と嘆いている人も見かけました(涙)。
13時到着でもシーズン中の土曜日では遅いほうなのです。辛いなぁ。。
小屋周辺のテン場がなくなったらどうなるか?
小屋から針ノ木方面に急登を10~15分程(!)登ると、稜線上の窪地でハイマツで囲まれた平地があり、そこに張ることもできます。とても眺望が良く、ハイマツが強風を防いでくれそうなので立地は良いと思います。
ただ、トイレが無い。気軽に下のテン場のトイレに行ける感じではないです。
・・・
無事にテントを張り昼寝します、、、ZZZzzzZZZzzz...
蓮華岳をピストンして戻って来た15時頃はかなり詰まってテントが張られていました。右下のテントは段差があるところで落ちそうなギリギリで張られています。
小屋の前にテーブル1組とベンチ、及びテーブル1つありますが数が少ないので競争率が高いです。
風が強いときに稜線にテントを張る際は注意してください。テントが吹っ飛びます。
3人用テントがテン場から吹っ飛んで斜面まで落ち、ガイラインに結びつけた石2つでギリギリ生きながらえているのを見かけました(持ち主は山頂ピストン中の模様...)。
だぁさんがテントを何とか拾い上げたので、フライシートを外してポールも外してテントを分解し、上から石で抑えてあげました。
持ち主はテントが分解されているのを見てびっくりしたことでしょう...(後で持ち主に会ったので説明しました!)
売店
ビールは350ml缶が650円。500ml缶は発泡酒でこちらも650円でした。
わたしは発泡酒の方が薄くて飲みやすくて好きなので500mlで650円ならビールよりこっちのほうが全然いい~。
ジュース類は550円です。
水場
無料の水場はテン場周辺にはありません。外から小屋の厨房の人に声をかけて売ってもらいます。200円/1Lです。300m下から、湧き水をポンプアップしているそうです。
針ノ木大雪渓を登ってくる途中に最終水場がありますので、ここで汲む人が多いです。
テン場から水場まで往復すると、普通に歩いて30分以上はかかります。出来るだけ汲んでから上に上がるか、、お金で解決ですね。
トイレ
トイレはテン場専用に2つ用意されています。汲み取り式で紙は備え付けのゴミ箱に捨てるタイプです。下の写真の四角い建物がトイレです。
小屋のスタッフさんが毎日綺麗にお掃除してくださっているのか、とても綺麗でした。トイレットペーパーもあります。トイレの中にはおおまぴょん(大町市キャラクター)もいますよ。
携帯電波
小屋のある辺りの稜線付近であればdocomoの電波が入りやすいことを確認しました。今回テントを張った、稜線を少し降りたところではなかなか電波が入りませんでした。
その他
スタッフさん達がとても親切でした。物腰やわらかいしー、口調も丁寧だし。
以上、針ノ木小屋のテン場についてでした。
おすすめ山道具
軽量チタンペグ
針ノ木のテン場では、このペグをガンガン打ちました。ぜんぜん抜けなくて良い感じでした。
つづく。
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