北アルプス 三俣山荘 三俣蓮華岳キャンプ場でテント泊してきたよ。夕食は名物ジビエシチュー。
2017/08/24
双六小屋を早朝に出発してさくっと2時間10分、標高2,600mに位置する三俣山荘と三俣蓮華岳キャンプ場が見えてきました。双六小屋から三俣山荘の間にはコースが3つ。「稜線コース」「中道コース」「巻き道コース」があります。一番楽な巻き道コースを利用したらすごく楽だった...。
今日はここにテントを張って、鷲羽岳と、行けたら水晶岳にも行こうっと。
三俣山荘 テン場ってこんなところ
アクセス
新穂高温泉から標準コースタイムで10時間(16.7km)。下の図で説明すると、下から上に進む感じです。新穂高を早朝にスタートすれば初日に到着できますが、体力に自信が無かったり暑かったり、、、途中の鏡平山荘や双六小屋で1泊挟むと楽ですね。
折立から標準コースタイムで15時間20分(21.6km)。下の図で説明すると、左上から右下に進む感じです。普通の人なら途中で1泊挟んでたどり着く距離です(が、稀に1日で辿り着く人もいます!←実際にいた。羨ましい。)
登山口からすごーく遠いのです。「北アルプスの最奥地」と呼ばれるのが分かる立地です。
宿泊料金
テン場のキャパシティは70張。
1名:1,000円です。
小屋宿泊料金については三俣山荘の公式サイトをご参照ください。
ロケーション
三俣山荘公式サイトに分かりやすい図があります。テントサイトはいくつかに分かれています。AやFならみんなでわいわいできるし、BやCなら静かに過ごせそうですね。
上の図のFはこんな感じです。どこも、結構石や岩がゴロゴロしています。見ての通り岩が豊富。ペグも意外にちゃんと刺さりました。
奥から鷲羽岳・三俣山荘・テン場です。
今回は運良く個室みたいな場所が空いていたので、そこにテントを設営しました。ワンルームだー!鷲羽岳に抱かれるかのようなロケーションです。2泊目はテントが1張増えたので2ルームになりました。
サイト内は清流が流れていて、これが黒部源流まで流れているんだーと思うとなんだか感激。清流に足を浸してヒンヤリ~休憩している人がたくさんいました。サンダルがあると便利です。
槍ヶ岳もばっちり見えちゃう。すばらしいテン場です。
水場
テン場内の水場(黒いホースから出てる水)の水量はどーも足りなく、前の人がなかなか汲み終わらないので、、、
結局、小屋の水場まで汲みに行きました。小屋の前の水場は水量豊富です。とは言っても、雪渓の状態によって渇水することもあるようなので、出発前にチェックを忘れずに。2016/9/9の山小屋からの情報では渇水しているとのことです。
トイレ
テント泊用の外トイレがありません。つまり、小屋の中の綺麗なトイレを使わせてもらえるのです。テン場から小屋トイレまで少し離れてはいるけど、テン場から小屋までの道のりはほぼ平坦だし、冷池山荘のトイレのことを考えれば全然問題ないレベルです。
トイレはスタッフさんが毎日ピカピカにお掃除してくれているようで、北アルプスの最奥地とは思えない程恵まれた和式のバイオトイレです。洗面台もあって手も洗えます。ありがたや~。
展望食堂
小屋の2階は食堂になっています。
日中の時間帯と夕食後の時間帯はお酒を飲んだり食事をしたりケーキや名物のサイフォンコーヒーをいただくことができます。
ソフトドリンク(400~600円)。アルコール類はビール(650円)、グラスワイン(400円)など。軽食もカレーライス(1,100円)、ジビエ丼(1,100円)、オムライス(1,300円)、ラーメン(1,100円)、うどん(1,000円)、スパゲッティ(1,100円)。メニューが豊富です。
黒部の山賊 アルプスの怪のコーナーもありました。
テント泊でもお願いできる夕食はジビエシチュー
テント泊でも追加料金(2,600円)で夕食をお願いすることが出来ます。テント泊の受付のときに一緒に申し込んじゃいましょー。夕食券がもらえます。この日は1回転目17時開始の券をもらえました。
メニューは三俣山荘名物のジビエシチュー。鹿肉のシチューなんです。シチューのほかにはポテトサラダとご飯のみ。シンプルです。
スパイスが良く効いていて特にクローブを強く感じました。スパイスが肉の臭み消しにもなっているのかな?ビーフのようにやわらかくて美味しいお肉です。野菜のカットも食べ応えのある大きさで、美味しかった!お代わりしたかったー!ご飯はお代わりできます(けど、別にご飯はいらないのがわたしです)。それよりも、シチューをおかわりしたかったです。それぐらい美味しかったです。
この日は込み合っていて夕食が3回転でした。食べる時間は15~20分ぐらいしかなかった...。普段は食事に1時間ぐらいかかるので時間が足りなく、飲み込むように食べました。ほぼ丸呑み。もっと味わいたかったです(涙)
携帯電波状況
小屋周辺及びテン場周辺は電波は入りません。鷲羽岳まで登ると電波が入ります(docomoで確認)。
三俣山荘はベースキャンプとしてもおすすめ
三俣山荘をベースキャンプにして以下のところに日帰りで行けます。とっても便利な場所です。
- 鷲羽岳・水晶岳(三俣山荘から往復6時間50分)
- 三俣蓮華岳・黒部五郎岳(三俣山荘から往復7時間40分)
- 雲ノ平のアラスカ庭園(三俣山荘から往復7時間50分)
三俣山荘周辺に行くならこれを読むのがおすすめ♪
現在の三俣山荘の初代オーナー伊藤正一氏による「黒部の山賊-アルプスの怪-」
以前は山小屋でしか購入できなかったそうですが、なんと今はKindle版があります。山の不思議な話や昔の小屋の状況を知ることが出来てとても興味深い面白い本です。三俣山荘に昔はお風呂があった!というのが一番の驚き。どこにあったのか聞いておけば良かったな。
三俣山荘のテン場で寝たときの装備
三俣蓮華岳キャンプ場で、寒がりのわたしが寝たときの装備は以下の記事を参考にしてみてください。
まとめ
- 三俣蓮華岳キャンプ場は水が豊富で綺麗な小屋とトイレがあるので安心して利用できるテン場です。
- 山に囲まれたロケーションがとってもステキです。山から街が見えないっていい。
- トイレがとっても綺麗!
- ジビエシチュー美味しい。
続く。
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