白馬鑓温泉 混浴露天風呂登山1泊2日(2/2) シリセードでさくっと下山して、たらふく食べて温泉に行く

前回

白馬鑓温泉 混浴露天風呂登山1泊2日(1/2) 雪の斜面を6時間ひたすら登る温泉登山

の続きです。

夜0時頃から強風。雨は夕方から降ったり止んだり繰り返しながらそのまま朝まで降り続きます。下山するのに雨は嫌だなぁ。でも、天気予報によると朝には止むはず、、、とても見通しの良い場所なので、携帯の電波が入るのは助かる。みんなとLINEでやりとりしながら、うとうとしたり風でテントの壁が頭に迫って目が覚めたりを繰り返し、気が付くと朝。雨が止まないよー。

コースについて

参考にしたもの

「山と高原地図 白馬岳」です。GPSデータはiPhone版の「山と高原地図」で取得しています。

山と高原地図 白馬岳 2016 (登山地図 | マップル)

posted with カエレバ

昭文社 地図 編集部 昭文社 2016-03-30

Amazon

楽天市場

Yahooショッピング

2016年4月24日 朝から絶景露天風呂

雨が止んで7時頃、周りのテントがガサゴソし始めたので朝食を食べて外をのぞくと青空が見えています。すごい雲海だ！！！

ぼーっ、、、としているとりかちゃんがお風呂に向かったので、軽く撤収の準備をしてからお風呂へ向かいます。日差しが強い！！

お風呂を見に行くと、ぽこ以外の全員がお風呂に入っていました。みんな朝から混浴露天風呂～。

海みたいな鑓温泉。雲海の絶景を眺めながら朝から温泉。なんて素敵なの～。ぽこは脇にいるけど。

ぽこは昨日の入浴で、なんだか身体がヒリヒリするので朝のお風呂は遠慮します。てか、みんな「痛あぁぁぁぁい」「ピリピリするよー」「沁みる！」と言いながら温泉に入っています。だ、大丈夫なの...？？？でも、お風呂に入りたい気持ちだけはいっぱいのぽこです。

温泉脇に行くと、テン泊さんがコーヒーを入れ始めました（わざわざ待っててくれたんだね）。

コーヒーを入れる水は、釣り人くんが密かに汲んでいた↓

これ。白馬の雪解け水です。

みんな温泉入りながらマッタリ。テン泊さんのコーヒー待ち。で、コーヒーをいただくと、、、う、うまい...。昨日飲ませてもらったコーヒーよりまろやか～な気がする。

昨日、テン泊さんと釣り人くんが必死に掃除したのでお風呂が綺麗なエメラルドグリーン。

みんな朝風呂を満喫したので、そろそろ下山するかねー。

さぁ下山準備です。テントを撤収していたら、下からバックカントリーの人が上がってきます。まだ8時だよ？！早くない？！「何時から登ってるんですかぁぁぁ？」と大声で聞いたら「5時ぐらいでーす！」とのこと。3時間ぐらいでここまで来たのですね。バックカントリーってスキーを履いて登るけど、何気に早いのか？！荷物が日帰りで軽いというのもあるとは思うけど。

テントを撤収していると、あれれれ！白くなってきた！急に青空から雲の中に入ったような天気に。

でも、またすぐに青空になりました。

白馬鑓温泉から猿倉まで

注意深くテン場から石垣を降りていきます。

白馬鑓温泉(09:21)

アイゼンを装着して雪の上へ。

周囲を観察すると。すっごいクラックが入っている...。落石もあります。

目の前、下山する先には雲海が広がっています。つまりあの雲海の中に突っ込んでいって下山するということ。

振り返ると青空と雪原のコントラスト。この絶景ともお別れなのかぁぁぁぁぁ。

で、いきなりシリセードで下り始める人たち。

滑らなくなったら歩いて、滑れる箇所はシリセードで。

ひたすら下ったらまた登り。

登りきったところで休憩します。休憩中に暇をもてあましたバンビちゃんが唐突に作ったゆきだるま。3段かわいーな～。

そしてまた登り、、、ざくざく先頭がステップを作ってくれるおかげで歩きやすいです。

あとは殆ど下りのはず、というところで再びみんなシリセードしまくる。

りかちゃんがすごいスピード出ちゃって、後ろから見ててビックリしました！どこいくのーーー！！あっという間にカーブして見えなくなりました...。恐ろしや。怪我しなくて良かったです。

バンビちゃん「これ、うざぎの巣かも！」

そしてまたシリセード。

あっという間に渡渉する沢に着きました。あっという間すぎてレポートにならない。

釣り人くんだけ、沢の水をガブガブ飲んでいました。彼は丈夫なのです。温泉もガブ飲みしたそうです。

猿倉の駐車場が見えてきた！

つづら折の下りが面倒で直下りしようとしたら、想像以上に急で、若干危険な目に遭いました...。

猿倉駐車場(12:10)

登りはキャッキャしながら登って6時間でしたが、下山は3時間かかりませんでした。尻早い。バックカントリーだったらもっと早いんだろうなーー！

猿倉の駐車場には、昨日よりたくさん車が止まってます。さて、お昼はどうしましょ。

下山後の食事と温泉

時間はちょうどお昼時。テン泊さんの定番、カイザーへ！量が多くて美味しいのです。量が多いだけのお店なら結構ありますが、さらに「美味しい」が加わる貴重なお店♪みんなそれぞれ好きな定食をいただきます。ぽこはカキフライ定食。カキが大粒でおいしかったあぁぁぁ。山なのに海の味。贅沢だわ。

カイザーの後は、釣り人くんがめちゃくちゃ行きたがっていた、美麻（みあさ）珈琲。お店がすっごいかわいいメルヘンなのです。ジブリみたい。

ここでみんなケーキを食べました。

美麻コーヒーのすぐ近くに菜の花畑があってメルヘン。

ブランコもメルヘン。

そして、カイザーでもらった割引券を使用してホテル・緑翠亭景水の日帰り入浴へ。ここ、とても綺麗でした～。

でも、普通のお風呂なのに、なんだかしみるのはなぜ、、、（白馬鑓温泉で低温やけどしていました。）

後日談

バンビちゃん「ひざ下に低温やけどで水ぶくれができました。水ぶくれの跡が痛いです。」
釣り人くん「いままでの雪山の中でも一番日焼けが酷いかもしれん。」
剣道くん「日焼けの痛さが増してきた。」
ぽこ「頭の皮が即剥けてきた。唇が痛くて、大きく口が開けられないよ...。」

まぁね～、一番怖いのがね～、テン泊さんの背中にあった謎の引っかき傷のようなもの...

これが、他男子2名（釣り人くん、剣道くん）にも出来ていたこと。釣り人くんは肘の内側に、剣道くんは左太ももに出来てたんだって(恐！！！)なぜ男性にだけ...。

ぽこの勝手な予想ではなんかの呪いです。きっと男性に恨みのある女性の霊がいるんだな。うん。（勝手な想像です。）

まとめ

• 登りは6時間でしたが、下山は3時間かかりませんでした。シリセード早い。けど、事故に注意しましょう。思わぬスピードが出るとマジ焦る。
• 雪山では気をつけることが一杯です。落石・クラック・雪崩・日焼け。中でも日焼け雪焼けが一番の強敵でした。
• 酸性の硫黄泉、かゆくなる...。雰囲気もサイコーだし絶景なのにな～～～！！でも、また絶対に行きたいです。