Trip Notes -旅のメモ-

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パノラマ銀座縦走2泊3日(2日目)大天井岳~常念岳~蝶ケ岳

      2017/07/28

大天荘荷揚げ
パノラマ銀座縦走2日目。朝だけ晴天に恵まれました。朝だけ。。

前回

北アルプスの山小屋・大天荘(だいてんそう)に泊まってみた。


の続きです。

コースについて

ルート 2日目
大天荘(06:02)→(06:12)大天井岳(06:16)→ (06:25)大天荘(06:43)→ (08:59)常念小屋(09:16)→ (10:34)常念岳(10:43)→ (13:38)蝶槍(13:39)→ (13:46)蝶ヶ岳三角点(13:47)→ (13:54)蝶ヶ岳・蝶槍間分岐(横尾方面)→ (14:24)蝶ヶ岳ヒュッテ
歩行距離 11.65km
所要時間 山行 7時間32分(コースタイムの0.88)
休憩 50分
合計 8時間22分

参考にしたもの

「山と高原地図 槍ヶ岳・穂高岳 上高地」です。GPSデータはiPhone版の「山と高原地図」で取得しています。

2015年9月19日 大天荘から常念岳まで

爽やかな山の朝。小屋を出ると昨晩の雨雲は嘘のように吹っ飛び、爽やかな景色が広がっていました。雲海すごいーーー!!朝日見逃したーーー!!!ちょっと早起きすればいいのに、なぜそれができないのか...。

とりあえず、昨日は悪天候で行く気の起きなかった大天井岳に登っておきましょう。大天荘から往復20分です。
大天井岳

小屋を出て大天井岳に登り始めると、ヘリが荷揚げにやってきました。おおっ!!
大天荘荷揚げ

山小屋スタッフが荷を受け取り、(おそらく)ゴミをヘリのフックに引っかけます。ゴミを持って颯爽と去っていくヘリ。わぁぁぁ、初めて荷揚げ見たーーー!!カッコい~~~!今日からのシルバーウィークに合わせて大量の荷揚げがあるのか、ヘリは何往復もしていました。
大天荘荷揚げ

朝日を背に受けながら、山頂目指してゴロゴロ岩の山道を登って行きます。
大天井岳

大天井岳(06:12)

さくっと山頂に到着!槍ヶ岳が見えるよぉ~~。
大天井岳

山頂にあったほこら。
大天井岳

西側は結構ガスっています。
大天井岳

東側は綺麗な雲海と太陽。朝から良いもの見れました!!!
大天井岳

富士山もよく見えます!
大天井岳

さくっと下山。先に進まなくては。
大天井岳

大天荘(06:43)

いったん小屋に戻って荷物をまとめて出発します。昨晩、急に泊めてくれてありがとーございます~。
大天荘

天気が良くてウキウキ。さくっと進んじゃいましょう。
大天井岳

朝ごはんは、ぬれおかきを食べながら。
ぬれおかき

雲海にダイブしてみたいですねぇ...。
大天井岳

東天井岳(07:25)

はっきりと東天井岳と書いてあるわけではないですが、あとで調べたところ、ここが山頂のはず、、、
IMG_7992_R

今日は、この尾根を歩いていきますよ。天気が良くてうれしいです。
パノラマ銀座

じゃりじゃりした山道はしっかり道が付いているので迷うところはありません。
パノラマ銀座

パノラマ銀座

山を何個か超えていきます。
パノラマ銀座

気が付いたらじゃりじゃりの道から、ハイマツ帯を切り開いたような道になっています。
パノラマ銀座

少し紅葉しているところもあって、歩いてて楽しい!
紅葉

パノラマ銀座

穂高岳のみなさんもよく見える!良い天気です~。
IMG_8006_R

ずーっと後ろの方から「おーい!」って大声で呼びかけられた気がして、振り向いてみたけど、誰に言っているのかわからない。さっき、大天井岳でもハイテンションで騒いでる人たちがいたからその人達かなー?
IMG_8008_R

どこが道になってるのか?ここでいいのか?と若干不安になりながら岩場を進むと、また道に出る、みたいな箇所が何か所かありました。
パノラマ銀座

稜線歩きはちょっとアップダウンもありますよ。これはたぶん、横通岳?だったかな山頂を通る道もありますが、名前の通り(?)山頂の横を通る道もあります(笑)
パノラマ銀座

北アルプスの山々を眺めながら歩くの楽しいです。ほんと、オススメコースだわぁ~。
パノラマ銀座

槍ヶ岳とぽこの影。
パノラマ銀座

常念小屋はもうすぐのはず、、、、
パノラマ銀座

あっ!常念小屋が見えてきましたよ。
常念小屋

拡大っ!
常念小屋

小屋が見えたので、もうすぐかなーっと思うのですが、突然樹林帯に入ります。もくもくと下っていきます。
常念小屋樹林帯

樹林帯を越えて、景色が拓けたと思ったら、常念小屋が雲に飲み込まれるところでした。
常念小屋

もうテントを張っている人がいました。早いっ。前の晩からの持ち越しではなく、さっき張ってた。朝から歩き通しだったのでここで一旦休憩します。行動食を食べるのです。
常念小屋テント場

常念小屋(08:59)

なんという素晴らしいロケーション!!次回はここに泊まりたいっ!!!
常念小屋

IMG_8032_R

よし、休憩を終えて、そろそろ常念岳に登りましょう。すぐそこに見えるけど、山頂まではコースタイムで1時間あります。

常念岳

常念岳

常念岳

うーん、なかなか岩がゴロゴロした山です。
常念岳

振り返って、常念小屋を見下ろします。
常念岳

青空だったのに、雲に囲まれた!
常念岳

ピーク目指して登っていて、着いたかな!と思ったら偽ピークで、その先に本当の山頂があるとか、、そんな感じの常念岳でした。
常念岳

常念岳(10:34)

やっと山頂に到着。
常念岳

今回の山行の中で最も綺麗に見れた槍ヶ岳です。なかなか多くの人が景色に見惚れていました。
常念岳

槍ヶ岳

常念岳から蝶ヶ岳ヒュッテまで

山頂を出発します。山頂は青空なのですが、、、
常念岳

これから向かう先は真っ白です。真っ白の中を突っ込んでいくのです。マジか。
パノラマ銀座

パノラマ銀座

山頂を振り返ると青空なのに、、、なぜ。
IMG_8069_R
パノラマ銀座

白い景色の中、足場はゴロゴロ岩。注意して歩きましょう。2人組の男性が「うわぁぁぁこれはすごいなぁぁぁ」。ぽこ「ねー。真っ白ですねぇ。。」
パノラマ銀座

ひぃぃ~~ほんと真っ白!!
パノラマ銀座

岩場は終わり、普通の道になってきました。
IMG_8083_R

樹林帯に入りました。こちらの方は、前に雨が降ったのかかなりドロドロポイント多し。歩いていると向こうから来た男性がぐったりした様子で「この先もずっと樹林帯ですか?」 ぽこ「はい、しばらく樹林帯です...。真っ白でやんなっちゃいますね~」みたいな切ない会話。
パノラマ銀座

やっと「蝶ヶ岳」に案内が出てきたーーー。
IMG_8088_R

少し先も見えない。道も展望も見えないので、一人でちょっと不安になる...。んだけど、テント泊の男性2人組とソロの女性と追い越し追いつき合って、なんとなく一緒に進んでる感じ。雨が降ってきたのでレインウェアを着用します。止まると寒いからひたすら歩き続けるのです。
IMG_8089_R

地図に小さく載っているけど、名前のない池。
パノラマ銀座

ぼんやり浮かぶ山、、、
パノラマ銀座

ぼんやり浮かんでいた山が近づいてきました。
パノラマ銀座

たぶん、このあたりが蝶槍だと思うのですが、、、標識見当たらず。
パノラマ銀座

ただっ広くて、霧も出ているのでうっかりすると迷いそうになるけど、しっかり道を見て歩いていきます。急に横から人が出てきてびっくりしたり。横尾山荘から登ってきた人かな?!
パノラマ銀座

蝶ヶ岳・蝶槍間分岐(横尾方面)(13:54)

蝶ヶ岳ヒュッテを目指して歩くのみ。
パノラマ銀座

白いけど、道はしっかりあるので大丈夫。展望無しなのが残念だーーー!
パノラマ銀座

展望指示盤が出てきました。
瞑想の丘

うぅぅ~~ん、、、そろそろ蝶ヶ岳ヒュッテに到着するはずなのになぁ。。。と思いながら歩いていると。
瞑想の丘

ぼわっ!と霧の中に浮かび上がる建物。。もしや、これが、、、
蝶ヶ岳ヒュッテ

蝶ヶ岳ヒュッテ(14:24)

蝶ヶ岳ヒュッテに到着しました。さっきの丘から100mぐらいしか離れていないのに、全然建物があるってわからなかった。。
蝶ヶ岳ヒュッテ

小屋に入るとたくさんの人が!!どっから湧いてきたのかっ?!と思うほどの大盛況でした。
蝶ヶ岳ヒュッテ

テントあるけど、今日も小屋泊まりにします。寒いのやだー。

チェックインを済ませて食事をして、他にすることもないので小屋の中でゴロゴロしてると、周囲の人が「夕日夕日!!」と騒ぎだす。窓から見える外の景色は真っ白だけど、、、とりあえず外に行ってみるか、、、と思い、外にでます。雲海もくもく。
蝶ヶ岳

大勢の人が外をうろうろ。。小屋近くの丘「瞑想の丘」あたりまで行ってみましょう。
蝶ヶ岳

蝶ヶ岳からの夕景(18:15)

おぉっ!槍ヶ岳と夕景!美しい光景に山頂にいるみなさんは大騒ぎ!!
蝶ヶ岳

毎日あるぺん号で隣の席に座っていた女性と、ここの山小屋でも隣になり、一緒に星空を眺めてから就寝...明日は早起きしてみよーかなぁ~。

今日歩いた道ですが、、山と高原地図には「槍・穂高連邦の展望が素晴らしい」って書いてあるけど、展望が素晴らしかったのは朝の9時ごろまででした。そのあとはずーっと霧と雲と雨の中。まぁこんな日もありますね。
IMG_6515

今日のまとめ

  • 中房温泉から常念小屋まで一気に行けそう。次回は常念小屋泊にしてみよう♪
  • パノラマ銀座は歩いているだけで絶景を見れるのでおすすめ。ほんとオススメ。(天気が良ければ)
  • 天気が良かったのは常念岳山頂まで。その後はほぼ真っ白な世界でした。景色が見えないとやっぱりテンションが落ちるのか、やたらと長い道のりに感じます。天候って大事です。
  • 朝、大天荘を出てから蝶ヶ岳ヒュッテに到着するまで8時間以上、一回もトイレ行ってない(行きたくならなかった)。人間の体ってどうなっているんでしょーか。

続く。

北アルプスの山小屋・蝶ヶ岳ヒュッテに泊まってみた。

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