北アルプス3泊4日(1/4)初日は新穂高から双六小屋まで
2017/07/28
夏季休暇は憧れの夏の北アルプス4日間、ソロで行って来たぽこ(@TripNotes_poco)です。4日間中3日間は晴天に恵まれて、暑すぎるぐらい!この時期に一回も雨に降られないなんてラッキー!な山行となりました。
山行計画のきっかけとなったのは、山小屋で見たPEAKSのバックナンバー2014年8月号。
高橋庄太郎さんの記事「"ベースキャンプ式山行"のススメ」が載っておりまして大変参考にさせていただきました。
昨年会心の取材ができた北アルプス三俣山荘前にテントで4連泊したときの話をもとに「ベースキャンプ式山歩き」を14ページも。これ、もっとたくさんのページがほしかったですよ。
三俣山荘をベースキャンプに周辺の山々を周るという記事で、ザックを背負って縦走する時間が極力少ないのです。これなら出来そう。記事の内容は結構激しく動き回っているのですが、自分のペースでアレンジして行ってこよう~っと。
コースについて
ルート | 新穂高温泉バス停(05:32)→(05:42)登山口(双六岳・笠ヶ岳方面)(05:46)→(06:04)お助け風穴→(06:19)中崎橋(06:20)→(06:29)笠新道登山口(06:30)→(06:42)わさび平小屋(06:59)→(07:18)小池新道入口→(08:03)秩父沢出合(08:04)→(08:19)チボ岩(08:20)→(08:38)イタドリが原(08:44)→(09:16)シシウドヶ原(09:17)→(10:01)鏡池(10:02)→(10:05)鏡平山荘(10:27)→(11:35)弓折乗越(11:41)→(12:04)花見平→(12:21)くろゆりベンチ(12:22)→(12:53)双六池→(12:55)双六小屋 |
歩行距離 | 12.97km |
所要時間 |
山行 6時間21分
休憩 1時間2分
合計 7時間23分
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メンバー | 1人 |
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参考にしたもの
「山と高原地図 37 槍ヶ岳・穂高岳 上高地」です。GPSデータはiPhone版の「山と高原地図」で取得しています。
登山口までの交通
ソロ登山なので久しぶりの毎日アルペン号利用です。直前まで悪天候の天気予報でどうしようかと、、、毎日あるぺん号のバスはトイレ付いていないのに料金が高いし、キャンセル料が高いから出来れば使いたくないバスNo1です。でも登山口まで行ってくれるし。仕方ない。。足元見られてる。
とか言いながら今回は3列シートのバスを予約しちゃいました!(11,400 円)奮発しちゃいました。。高いけど、少しは快適な3列シートです。独立3列ではなく、2+1列でした。独立だったらなお良かった。
バスは竹橋の毎日新聞社本社を22:30出発。途中SAで2回程休憩を挟みながら(が、1回も席を動かなかったです...)5:20頃に新穂高温泉に到着しました。予定より早い到着で良かったです。
2016年8月6日 新穂高から出発
新穂高温泉バス停(05:32)
新穂高センターの前に自家用車やバスで来た登山者で溢れかえっていました。出発前の高揚感が伝わってきて良い雰囲気です。
一通り準備を済ませて、本日の目的地三俣山荘を目標に出発します。今日中に行けるだろーか。。距離や時間的には問題無さそうなのですが、心配なのは暑さです。
(05:42)登山口(双六岳・笠ヶ岳方面)(05:46)
舗装された林道を延々と歩きます。新穂高センターの前にあんなに大勢の人がいたのに、前後を歩いているのは数人です。
林道はつまらない、、、お花をちょいちょい探しながら歩きます。
ソバナかな。
(06:29)笠新道登山口(06:30)
笠ヶ岳への登山口です。笠新道はすっごい急でした。後で雲ノ平山荘で会った人に「笠新道は(キツすぎるから)歩かないほうがいいっすよ」と言われるぐらい。
(06:42)わさび平小屋(06:59)
本日の1つ目の山小屋、わさび平小屋が見えてきました。
フルーツや野菜が冷たい湧き水で冷やされながら揺れています。歩き始めたばっかりだけど少し休憩しよー。冷たい水を補給します。
少し休憩したら出発します。相変わらず平坦な道が続いてつまらないのです、、、早く山道にならないかなぁ。
ミヤマアキノキリンソウ。
(07:18)小池新道入口
ここから少しだけ山道っぽくなってきます。
ヨツバヒヨドリ
(08:03)秩父沢出合(08:04)
もう8時かぁ。雲一つない青空の下、直射日光熱過ぎです!けど、こんなにお天気が良いのは幸せなことだ~ウキウキ気分でゴロゴロの岩の上を歩いていきます。
山道・山道・・・どんどん標高を上げていきます。
ところで、なんだか手が痛いです。握ると痛い。。ふと手を見るとめちゃくちゃむくんでいました。やばい、水分不足だ!水を飲むタイミングが遅れるとすぐに手がむくんでしまう体質のわたしです。
歩いてきた道を振り返ると自然しか見えないのがいいねいいね~。
(08:38)イタドリが原(08:44)
イタドリが原のイタドリってなんだろ?鳥?と思って調べたら、草の名前でした。食べると酸味があるそうな。
トリカブトが咲いていました。今回の行程中、トリカブトをたくさん見かけました。トリカブトといえば猛毒ですね。触っちゃダメ!
青空と緑にワクワクが止まらないっ。それにしても暑いです。体力云々じゃなくて、暑くてバテそう。。
(09:16)シシウドヶ原(09:17)
暑いよ...
シシウドケ原ではたくさんの人々が休憩中でした。ほんっと暑くて日陰に入りたい。。。
シモツケソウ。
ハクサンフウロ。
シナノオトギリ。
写真がどれも微妙なのは、新しいカメラにまだ慣れていないから、ということにしておいてください。
上り坂の登山道の脇は、暑さでバテて休憩している人たくさんでした。そりゃそうなるわ。暑い、、、山道をヨレヨレ登っていると、男性2人組のうちの1人がもう1人を励ましていました。「もうすぐ鏡池だから。すっげぇきれいだから!」。それを盗み聞きしつつ、頑張るとしよう、、と考えるわたしでした。
登りの山道が少し平坦になって、木道がでてきました。もうすぐか?
(10:01)鏡池(10:02)
広い~ウッドデッキにきたーー!!
なるほど!ここが鏡池ですね!あとで、ネットで写真を検索したら、本当に鏡みたいに槍ヶ岳が映っている写真がありました。今回はさざ波立っていたので逆さ槍見えず。
でも、そんなの抜きですごく綺麗~~~!!!ひゃっほう。
鏡池、ってことは鏡平山荘はもうすぐのはず。水補給したいぞ。
鏡池から数分、鏡平山荘が見えてきました。たっくさん人が休憩してる!
(10:05)鏡平山荘(10:27)
最盛期なだけあって、山小屋も大盛況です。
ここで、かき氷500円+練乳100円をいただきます。今年初めてのかき氷。いや、かき氷自体が、実は数年ぶりでした。こんな暑い日に食べるのおいしいうれしい幸せ。
小屋の前のベンチに座って、こんな景色を眺めながらかき氷をいただきます。うめーーー^^
さて、鏡平山荘を出発します。次の山小屋、双六小屋までは2時間ぐらい。「今日、暑すぎるし、双六小屋まででいいかなぁ、、、」などと考え始めます。本当に暑かったの!
もしや、あの稜線まで上がるのかな、、、
やっぱり上がるんですね。まだまだ登るぞっ。周囲の木々が低くなってきました。稜線までもうすぐ。
槍ヶ岳がとてもきれいに見えます。素晴らしい道のりだなぁ。
素敵な稜線歩きなのです。
ニッコウキスゲ。
大好きミヤマリンドウ。
(11:35)弓折乗越(11:41)
ここまではひたすら登りでした。が、ここから双六小屋までは、アップダウンは少なくなるはず。
お花いっぱいです。ヤマハハコ。
ウメバチソウ。かわいすぎる。
素敵な稜線歩きが続きます。ウキウキ。ワクワク。緩やか~なアップダウンです。
人が全くいないわけじゃなく、適度にバラけていていい感じです。
ミヤマキンポウゲ、で合ってるだろうか。。いつも葉の写真を撮るのを忘れてしまいます。
これワカラナイ。
お花見ながら、槍ヶ岳見ながら忙しい~!
(12:04)花見平
名前の通りお花がいっぱいです。ただでさえ一杯の時期です。
花見平のベンチでお昼ご飯食べてるパーティがいました。楽しそう。
ハクサンイチゲ。5月に谷川主脈縦走で見かけたハクサンイチゲ。まだ見られるとは思わなかったので感激。
ヨツバシオガマとウメバチソウのコラボ。
ゴゼンタチバナ。
まだ咲いていたチングルマ。
唐突に出てきた「30分」の文字。双六小屋まで30分、ということでよろしいでしょうか。
暑いよ~~暑いよ~~!でも、お花いっぱいでルンルン(死語)だよ~!!などと考えながら歩いていると、、
遠くに見えてきましたあれはっ!
望遠レンズで拡大っ。山小屋です。双六小屋ですね。
オンダテのピンクかわいい。
双六小屋の手前の道は、ほぼ平坦ですが、大きな岩がゴロゴロの道を歩きます。
もう、暑いから、三俣山荘まで行くの諦めて、今日は双六小屋のテン場宿泊でいいかな。いいよね...。自由に組み替えられるのがソロ山行の良いところです。
双六小屋へんに続きます。
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