北沢峠から仙丈ヶ岳日帰り登山。砂浴びする雷鳥さんに会ったよ。
2019/05/07
これから暑くなる時期、自分が暑さにやられないか心配なぽこ(@TripNotes_poco)です。
梅雨の晴れ間に、別の山に行く計画を立てていたのですが、やっぱり(?)の悪天候。天気の良い場所を探していたら南アルプスになりました。3月に登頂できなかった仙丈ヶ岳へ~。
コースについて
ルート | 長衛小屋(08:27)→(08:32)仙丈ヶ岳二合目登山口→(09:58)薮沢大滝ノ頭→(11:04)小仙丈ヶ岳(11:13)→(12:21)仙丈ヶ岳(12:50)→(13:04)仙丈小屋(13:06)→(13:41)馬の背ヒュッテ(13:50)→(14:04)薮沢小屋(14:05)→(14:22)薮沢大滝ノ頭(14:23)→(15:04)北沢峠→(15:09)仙丈ヶ岳二合目登山口→(15:12)長衛小屋 |
歩行距離 | 9.76km |
所要時間 | 山行 5時間54分 休憩 51分 合計 6時間45分 |
メンバー | 2人 |
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参考にしたもの
「山と高原地図 42. 北岳・甲斐駒」です。GPSデータはiPhone版の「山と高原地図」で取得しています。
登山口までの交通
前日の夜、都内某所に集合し野球少年くんの車で南アルプスの奈良田へ向かいます。2時ごろ到着して少し仮眠します。ZZZZzzzz。
奈良田から始発の5:30バスに乗る為にバス停に並びます。5時前から並びますがすぐに長蛇の列になります。ちなみに、チケットは車掌さんの手売です。小銭をぴったり用意しておくと良いですよ。
奈良田から広河原まで1130円です。
バスに揺られ、6:15頃広河原に到着!
ここで、野球少年くんと別れます。野球少年くんは広河原から白峰三山+笹山1泊2日の山行に向かいます。明日、奈良田の駐車場で合流する予定...。
わたしとぴぐもんは広河原からバスを乗り換えます。広河原6:50のバスに乗って北沢峠に7:15着。バス料金は750円です。
アクセス悪すぎの南アルプスのバス、非常にめんどいのぅ。。。
それに登山者がたくさん乗る、って分かってるのにマイクロバスとか普通の路線バスと同じバスを用意するところも本当に酷い交通機関だと思います。人によっては10kg、20kgのザックを膝の上に乗せたまま移動とか、、、ホント酷い。
以上、愚痴でした。
バスの時刻表はこちら「甲府駅・竜王・市営芦安駐車場~夜叉神峠登山口・広河原線」「奈良田~広河原線」運行のお知らせ(2017年度版)。
北沢峠は人だらけでした!人が少ない冬山が懐かしいです。
北沢峠でぱっと目についたのが鮮やかなクリンソウ。これは、花壇なのかな?
北沢峠から徒歩10分程の長衛小屋にテントを張ります。
長衛小屋のテン場についてはこちらをご参考ください。
2017年7月8日 仙丈ヶ岳日帰り登山
長衛小屋(08:27)
早朝からテントいっぱい、長衛小屋のテン場を出発します。
(08:32)仙丈ヶ岳二合目登山口
ここには水場があり、じゃんじゃん水が出ています。冷たくて美味しい~南アルプスの天然水です。
初めの3時間ぐらいは樹林帯を登っていきます。
樹林帯にお花は少ないですけど、ヘビイチゴのお花等が咲いていました。
二合目を通過し、、、そういえば、この看板、冬は雪でだいぶ埋もれてたなぁなんて思い出します。
四合目を通り過ぎます。木に赤いスプレーでなんて書いてあるんだろう?
なぜか、殆ど人に会いません。北沢峠にあんなにたくさんいた人はどこに行ったのでしょう。。全員、甲斐駒ヶ岳に行ったのだろうか、、
(09:58)薮沢大滝ノ頭
大滝ノ頭に到着!
ほんの3か月前なのに、、写真見比べるの面白い~!
数ヶ月前の山行を思い出しながら先に進みます。
樹林帯から岩っぽくなってきました。もうすぐ稜線に出るはずです。
お~~!やっとハイマツ帯の稜線にでました。青空♪
遠く、小仙丈ヶ岳へ続く道のりを見渡すことが出来ます。多くの人が歩いてるのが見えます。
あ、コイワカガミがたくさん咲いています。
振り返ると長衛小屋のテン場がよく見えました。
おや?
登山道の真ん中に何かが、、、
穴を掘って砂浴びする雷鳥さんが!!!登山道のど真ん中です。なんて目立つところで砂浴びしてるの~?!
バフバフしている雷鳥さんを初めて見て感激っ!
周辺には高山植物のお花が増えてきました。わぁいお花だぁぁぁ!!としゃがんで写真を撮ります。で、立ち上がると、、、くらっ、と眩暈がします。
わたし「わぁ!しゃがんで立ち上がると眩暈がするよー。」
ぴぐもん「わたしもーー!!」
わたし「さすが標高高いだけあるねぇ。今日は標高2000mぐらいの北沢峠でテン泊だから、身体が慣れて明日には眩暈がしなくなるといいんだけど、、」
ナナカマド。
イワウメ。
これは、、、、シャクナゲ?キバナシャクナゲだ!初めて見た!アズマシャクナゲと比べるとサイズが小さくてかわいいなぁ。
と、ここで気が付きました。わたし、アズマシャクナゲがあんまり好きじゃないみたい。
わたし「なんだか、笠取山で見たアズマシャクナゲより、キバナシャクナゲの方がずーっとかわいいねぇ。」
ぴぐもん「ほんと!わたしこっちの方がすきー。」
わたし「!!そうだよね!アズマシャクナゲは、なんだか、大柄でかわいくないよね!」
ぴぐもん「わかるー!」
意見一致、キバナシャクナゲのほうがかわいい。
(11:04)小仙丈ヶ岳(11:13)
お花を撮りながら楽しく歩いていたら小仙丈ヶ岳に到着しました。
あぁぁれ。。。行く先にはガスが、、
あれ、このアングルの写真どこかで、、、
思い出しました。4月の仙丈ヶ岳の写真です。ほぼ同じアングルの雪山写真です。
こういうの面白いな~~♪来シーズンは雪の仙丈ヶ岳に登頂したい。。
さて、仙丈ヶ岳に向かって進みましょう。
ミネズオウ。
青空はすっかり消えてしまってガッスガスに。
カールの斜面はキバナシャクナゲがいっぱい咲いています。
わたし「お花畑って言われると、下界の花壇みたいの想像しない?」
ぴぐもん「うん!」
わたし「わたしも、花壇を想像していたんだけど、山のお花畑ってこんな感じのことを言うみたいだよ。」
ぴぐもん「えーそっかー。これがお花畑なのか~。」
さ、山頂はもうすぐなのですが、、、白い!
(12:21)仙丈ヶ岳(12:50)
ガスで眺望が真っ白な仙丈ヶ岳の山頂に到着、、、なぜ、登頂タイミングでガスガスになるのか?!
ぴぐもん「待ってたらガス晴れないかな~」
わたし「晴れるかな、、?」
すごい数の虫が飛び交う中、ちょっと休憩します。
ぴぐもん「晴れないね。。。」
わたし「下山しよか。」
そうと決まれば、仙丈小屋に向けて下山開始です。おぉ、雪が出てきた!
すぐに山小屋が見えてきました。下の写真の中央です(汗)
(13:04)仙丈小屋(13:06)
小屋の前に到着すると、小屋番さんに声をかけられました。
小屋番さん「今日、お泊まりですか~?」
わたし「違います~」
小屋番さん「そんなら早く下山したほうがいいよ!雨が来るかもしれないから。」
わたし「わかりました!小仙丈経由の方がいいでしょうか?」
小屋番さん「うーん、馬の背ヒュッテ方面は少し雪があるけど、気をつければ大丈夫かな!」
ほうほう。んじゃ、馬の背ヒュッテ方面に下山することにします。
早速、雪渓が出てきました。
下り斜面の雪渓こわい。靴のかかとを雪の斜面に刺しながら降りていきます。どきどき、、、
下から登ってきた男性「山頂の方は雪あるんですか~?」
ぴぐもん「全然ないです。」
わたし「あと2箇所の雪渓で終わります。この下はどれぐらい雪ありましたか?」
男性「あと5が所ぐらいです。」
ふむ、あと5箇所もあるのか。めんどいの。。。
各雪渓を注意しながら下ると、もうすぐ馬の背ヒュッテです。
(13:41)馬の背ヒュッテ(13:50)
馬の背ヒュッテに到着しました。
トイレを貸りよーっと。
以前は小屋番さんにお金を渡すとトイレの鍵を貸してくれたのですが、鍵はなくなっていました。小屋番さんに200円渡してトイレを貸していただきます。
ささっ、下山を続けましょう。
お、また小屋が見えてきましたよ。
クサリでとおせんぼされてる!!と思ったのですが、良く見ると「またいで下さい」って書いてありました。
(14:04)薮沢小屋(14:05)
こちらは薮沢小屋。避難小屋です。
オープンっ。
きれいめ?携帯トイレセットまで置いてありました。
薮沢小屋から先にもまだ、雪渓がありました。
雪渓を渡り、
樹林帯を下っていきます。
ガサガサっと音がしたので、ビクッとしながら音のほうを見ると、、、、
鹿でした。
(14:22)薮沢大滝ノ頭(14:23)
大滝ノ頭に戻ってきました。多くの方々が休憩していました。次の雪のシーズンに、またここに来れるといいなぁ。
さささっと下山します。ぴぐもん速い。
「歯止めが利かないの~~」と言ってささささっと駆け下りて行きます。
(15:04)北沢峠
林道に出ました!
わたし「あれ!?!?!」
ぴぐもん「あれ?!?!?!」
思っていた場所と違う場所に下山してきちゃいました。どっかでワープしたかな?(びっくりしすぎて写真撮ってないです。)
(15:09)仙丈ヶ岳二合目登山口
本当は登ったときと同じく、ここに下山してくる予定だったのだけど、、、
(15:12)長衛小屋
テントが一杯です。朝より更にテントが更に増えていました。
家から凍らせて持って来たビールを確認すると生温くなっていたので、沢で冷やしつつ、着替えたら晩御飯です♪
明日は甲斐駒ヶ岳に登ります。
つづく。
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