鳳凰三山(!?)雪山1泊2日登山(2/2) 南御室小屋ー薬師岳ー夜叉神峠
2017/07/28
今日は5:00頃起床で5:45頃から小屋の朝食。朝食はおせち料理&お雑煮&味噌汁でした。
の続きです。
コースについて
ルート | 南御室小屋(06:45)→(08:24)砂払岳→(08:29)薬師岳小屋(08:32)→(08:48)薬師岳(08:53)→(09:02)薬師岳小屋→(09:14)砂払岳(09:15)→(09:48)南御室小屋(11:28)→(11:56)苺平(11:57)→(12:30)火事場跡→(13:02)杖立峠(13:03)→(13:52)夜叉神峠小屋(14:05)→(14:07)夜叉神峠→(14:35)夜叉神峠登山口 |
歩行距離 | 11.39km |
所要時間 | 山行 5時間43分 休憩 2時間7分 合計 7時間50分 |
メンバー | 4人 |
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参考にしたもの
「山と高原地図 41. 北岳・甲斐駒・南アルプス」です。GPSデータはiPhone版の「山と高原地図」で取得しています。
2017年1月3日 薬師岳へ
南御室小屋(06:45)
荷物をデポし、南御室小屋を出発します。まずは薬師岳へ向かいます。
12本アイゼン装着3名+チェーンスパイク1名で出発。南御室小屋から上はしっかり踏み固められた雪道です。ほぼ雪がない状態だったので、無雪期登山道を進みます。
南御室小屋から砂払岳の手前までは急登の樹林帯です。冬靴でかかとが擦れて右足が痛すぎる~。1回1回は小さい痛みなのですが一歩歩く毎に痛いので痛みが積み重なって気持ちが折れてきます。。昨晩念入りにテーピングしたのに、、、
他のメンバーに先に行ってもらって途中でテーピングしなおしますが痛みは変わらない...。
カニ歩きや右足だけキックステップとかいろいろ試しつつなんとか急登を登り終え、ようやく森林限界を超えました。
すると砂払岳が見えてきた!近辺は雪が吹き飛ばされてはいるものの、凍結した砂路面にしっかりアイゼンが効きます。ここまで来てもチェーンスパイクで問題ない路面状態でした。ほんとに雪がぜんぜんない~。
(08:24)砂払岳
凍った岩と雪のミックスの砂払岳。こういうところまだあまり慣れていないので少し緊張しましたが、すぐに慣れました。
で、わたし、足が痛すぎて完全に心が折れます。
「登りでかかとが痛すぎるから薬師岳までにするね。。。そこまで行ったら先に下山して南御室小屋で待ってるからみんなは観音岳まで行ってきて~(涙)」
くそぅ、、、
砂払岳を超えて先に進みます。
(08:29)薬師岳小屋
砂払岳を超えると見えてきたのは建て替え工事中の薬師岳小屋です。オープンが楽しみだな~♪でも、テン場がないならあんまり関係ないか...。
トイレがありましたけど、使えるのかチェックするの忘れました。。トイレ横にはテントを張った跡がありました。
足が痛いよー痛いよーーーと、トボトボ歩きます。
(08:48)薬師岳(08:53)
薬師岳に到着。ガスってます。
さて、ここでわたしは南御室小屋へ戻ります。残り3人は観音岳へ向かいます。お元気で~また後でねぇ。。。
下山はどこも痛くないので快適!少し小雪が舞う中ささーっと下山します。
(09:48)南御室小屋(11:28)
薬師岳から約1時間。順調に南御室小屋に到着しました。
自炊室で休憩していると、小屋のおやじさんに「おぅ、おかえり」渋い声で声をかけられました。そして、窓の外を見ながら「雪が降ってきたな...」「そうですね。」
それだけなんですけど、おじさんなんだか渋いです。
50分後に残りメンバーが戻って来ました。少し休憩をして下山開始します。
12本爪アイゼンで下山しますが、昨日アイゼンを付けたあたり、、苺平と枝立峠の間でアイゼンを外し、スリップに気をつけながら下山します。
時々滑る箇所にビビリながらも、徐々に道がノーマルになったのでさささささっと下山。下山中つま先まで痛くなってきました。今日は靴ずれの日かな~。
下山はやたら長く感じますね。。
(14:07)夜叉神峠
夜叉神峠から見える北岳には雲がかかっていて少し残念。昨日の景色はとても綺麗に見ることができてラッキーでした。
さ、ここまで来れば後少しです。
ここで、タクシー会社に電話してタクシーを予約します。
(14:35)夜叉神峠登山口
無事に下山完了。年始の登山は鳳凰一山で終わってしまったわ!
予約したタクシーでタクシー会社に戻り、メンバーの車に乗り換えます。
下山後の温泉
そのまま車で湯めみの丘へ。温泉は地元の人で大混雑でした。リンスインシャンプーなので気になる人は持参をオススメします。髪の毛バリバリになりました。
お風呂で足を見たら水ぶくれが3箇所できてました。かかとのテーピングをめくると一緒に皮膚もはがれた。ひぃぃーーー。こわい!
中央道の堺川SAで晩御飯を食べつつ、全く渋滞につかまらず順調に帰路についたのでした。
まとめ
- 急登では靴擦れに注意しましょう(涙)
- 観音岳までチェーンスパイクで全く問題ないコンディションでした。
- 岩と氷ミックスの下り坂が少し怖かったです。
- かかとの痛みが最大の敵でした。何度も山に行っている靴なのに、5日間連続で縦走した靴なのに、靴下も同じなのにどうしてこうなったのだろう。。普通の登山道をガシガシ歩いたからなのか、足の形が変わったのか、靴下のクッション性が変わってしまったのか。。。テーピングや靴下を研究したいです。
- 下山時に感じるのは「昨日、本当にこんなに登ったっけ?」
- 出発前に鳳凰三山の過去の雪崩事例を調べましたが見つかりませんでした。なるほど、雪が吹っ飛ばされて白砂が見えておりそのまま凍結している状態なので雪崩が発生する可能性は限りなく低そうです。
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