武尊山で雪洞泊してきたよ(2/2) 雪洞を壊して雪遊びするよ。

雪山では大体寒くて眠れない、ぽこ(@trip_notes)です。

昨晩、21時頃にシュラフに入りましたがやっぱり足が冷たくて眠れず、、、斜めっている雪洞内で慎重に寝返りを何度も打ち、ようやく足が暖まって来たときに時計をみると2時、そろそろ眠れそう、、、ZZZzzzzZZ

途中何度も目覚めながら時計を見ながら、、、ウトウト。。。

武尊山で雪洞泊してきたよ(1/2) ひたすら雪洞を掘って鍋を食べる会

の続きです。

朝から大惨事

寝ていると、時々顔に冷たい何かが降りかかります。ロウソクの熱で溶けた雪が水滴になって顔に落ちてきたのかなぁ、、、でも、なんだか霧みたいに細かいものな気もするなぁ、、、、ウトウト、、、

「うわぁぁぁ！なにコレー！！！雪被ってるじゃん！！」隣で寝ていたしゃべくりさんの声で起き上がって周囲を見るわたし。
「ん....（急に騒がしくなったのぅ...）うあぁ！！！！（無言の驚き）」

やっと状況を把握した！吹雪いた雪が雪洞内にまで入ってきて、右側に寝ていた8人中5人のシュラフが雪を被っています。ひーー！！わたしは左側の3人に入っていたので全く影響を受けず、でした。

りかちゃん、、、すっごい雪被ってる！雪を被りながらそのまま寝続けている、大物感！！

・・・昨日被っていたどうぶつの被り物、それはアイマスク代わりなのですか！？

後で聞いたら、シュラフに潜り込んだら自然に脱げてこの形になったとのこと。
ちなみに、りかちゃんのシュラフはハイスペック。防水・透湿性に優れたイスカ パフ 810EXだから大丈夫。

わたしの、イスカ エア 810EXだったらダメだったかも（濡れたかも）しれない。まぁ、1泊だから濡れた所で問題無いですけど。。。

さっき、顔に掛かった冷たいものは吹雪いてきた雪だったんだ、と、ようやくここで気が付きました。

「シュラフカバーしててよかったー」とだぁさん。入り口側で寝てたからシュラフカバーが無かったらシュラフ濡れてたかも。

しゃべくりさんの悲鳴がっ！「うあああぁぁぁ！オレの冬靴がっ！！中に雪が入ってるよーー！」

雪洞を掘るとき3箇所から掘って、最終的に真ん中の穴は雪ブロックで塞ぎました。。その塞いだ辺りに冬靴を置いていたしゃべくりさん。
雪ブロックの隙間から吹雪いてきた雪が入ってきて、靴の中が雪まみれになってるー！

「履いて乾かすしかないな、、、」と言って、早速凍った冬靴を履くしゃべくりさん。強い。。

「と、とりあえず、みんなシュラフとか片付けて朝ごはんにしよー...！！！」

雪洞で朝ごはん

トイレのため外に出ると、あれ、真っ白やん。。。朝日どころじゃないよねーっ！と、眺望の悪さと装備が雪をかぶったのでみんなテンションダウン。「今日はもう下山でいいよねー？」全員同意。

昨日までの青空は皆無。真っ白でガスガスの世界になっています。リフト動くのか心配。。

とりあえず、朝ごはんです。
昨晩の鍋の残り（もちろんカチコチに凍っています）をガスバーナーで溶かして水と調味料を足し、うどんと雑炊♪

おしるこも作りました。

あまじょっぱいお汁粉が朝から美味しいっ。

うどんも雑炊も美味しいっ。

食べ終わったら荷造りです。食べ終わるとすぐに体が冷えてきます。（それ以前に「暖かい」瞬間が全くないのだけど）

寒い、、足が痛い。。放っておいたら凍傷になりそうに痛い！早く行動しないとー！

しゃべくりさん「オレのザックがないよーっ！みんな知らない～？はっ！もしかしてっ？！」
ザック、雪に埋もれてました。。掘り出した後。。

わたしは、ザックを足元のマット代わりにするために雪洞内に持ち込んでいたので無事でした。みんな、、、すまない。。。

ザックや装備を掘り出し、荷造りと着替えを終えたら撤収します。

雪洞撤収

雪洞を壊します(涙)....えいっ。雪洞は事故防止のために出るときに壊すのがマナー。

雪洞を壊している間、上の登山道を何人もの登山者が歩いていきます。みんなすごくこっちをじろじろ見る！（当たり前です。吹雪の朝から何やってんだ？って思うって...。）

「リフト動いていますかー？」とメンバーの誰かが通りすがりの登山者に聞くと「動いてますよー」とのことで一安心。

昨日6時間かけて作成した雪洞ですが、30分程で取り壊し終了。あっけないなーー(涙)せっかく作った雪洞に1泊だけでは勿体無いです。2泊できたらいいですねぇ。寒いけど。

準備が出来たので出発しましょう。

ところでなんだか手首が、両手首が痛い。なんでだろう。

スコップは凍って分解出来なくなりました。

剣ヶ峰山

標識が昨晩の雪で埋もれてないかな？と思ったけど、出たままでした（写真なし）

ガスガスの中スキー場に向かって戻ります。

下山中、たくさんの登山者とすれ違います。「て、テント泊してたんですか？」「もう山頂行ってきて下山ですか？」「ビバークしてたんですか？」いろいろと話しかけられます。「雪洞泊してたんです～」

川場スキー場手前

そして、あっという間に近づくスキー場、、、きゃーーー！！！スキー・スノボー客が大勢いる！！昨日より多いような気がする。こんなに天気悪いのに。。

急に現実に引き戻されるわたしたち。さっきまで（寒いけど）楽しい世界にいたのに！と思うと寂しくなります。
しゃべくりさん「急に現実だなーっ！！！」
ハーフくん「じゃ、ここ（もう少しでスキー場という手前の斜面）で少し雪遊びしてから帰りますか！」

Nイル子ちゃんとしゃべくりさんが相撲したり

えげつない。

ハーフくんが逆立ちしたり、

親方さんやりかちゃんが踊ったり、、（めっちゃ家で練習してきたぽい）

しゃべくりさんをみんなで生き埋めにしたり

いい大人たちがはしゃいでいる。山ならではの光景ですかねぇ。。。

一通り遊んでからリフト乗り場へ。下山していくにつれて空が明るく、天気が良くなっていきます。そっか、地上は天気が良くて山の上だけ天気悪いパターンですね。だから、登山者もスキー客もたくさんいたんだ。

無事に下山完了しました♪

下山後の温泉

川場スキー場から車で30分、望郷の湯へ。

大人2時間560円とお得な値段設定。中は広々、露天風呂がたくさんあって綺麗に清掃されていて良かったです。ただし、コインロッカーが有料（100円）です。ドライヤーも洗い場も少ないのでもう少し多いといいなーと思います。

登山グルメ

お風呂のあとは肉だ！肉！下山後には肉しか考えられない！！！

わたし、全然知らなかったんだけどこの辺りはロマンチック街道？とんかつ街道？とんかつが有名？ということで、有名店のとんかつトミタへ。

このお店、ブラタモリにも出たことがあるみたい！本当に有名店なんですね！

下山後、スキー場でクレープなんて食べてしまったので（汗）、ご飯は頼まず単品にします。
天狗とんかつ単品（1260円）を注文。パン粉が細かいタイプで超好み。いろいろセットになっていて良かった。美味しかった。再訪したいお店でした。

ご飯を食べ終えて満足ー！でも、今日は殆ど運動してないのですよね...。まぁいっか。安全運転で都内に戻りました。

スコップで酷使した手首が痛いです。

まとめ

• 雪洞作りに経験者は必須だと感じました。今回は何人もいてくれたからスムーズに進んだけど、いなかったらどうなってただろう。
• ワカンは不要でした。余計な荷物だった。。
• 手首の痛みを検索してみたら雪かきで腱鞘炎になることがあるそうで、症状も腱鞘炎ぽい！！しかも両手首腱鞘炎みたいになるなんてーーー！！（軽症だったらしく、数日で良くなりました。）