Trip Notes -旅のメモ-

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【注意喚起】山小屋等で盗難が多発している。防犯対策は?

      2019/09/09

防犯

山友達が八ヶ岳の赤岳鉱泉に小屋泊していてアイゼンを盗まれました。一緒に行った同じパーティの人はアイゼンを分解されてパーツだけ盗まれました。

テン場での盗難話はこちらを参考にしてください。

【注意喚起】山のテン場で盗難が発生しています。

赤岳鉱泉で盗難が多発している

友人たちがアイゼンを盗まれた数週間後、赤岳鉱泉のブログが更新されました。

以下に一部引用します。

http://blog.livedoor.jp/akadakekousen/archives/51224261.html より。

「大切なお知らせです。」
(略)
今冬に入ってから赤岳鉱泉でお客様所有または赤岳鉱泉所有の登山用品や日用品の紛失、盗難、間違いが発生しています。
上記事案が消灯後から朝にかけて小屋内やテント場で発生しています。
(略)

小屋で物が無くなるパターン

小屋で物が無くなるパターンは以下が考えられます。

  1. 登山者が単に間違える・取り違え
  2. 出来心で登山者が盗んでいく
  3. 転売を見込んだ犯罪

今回のはもしかして3なんじゃない?

窃盗目的で登ってくる輩がいる?

赤岳鉱泉のブログから以下を読み取りました。

  • 「今冬に入ってから発生」⇒盗難や取り違えは以前からあったことだとは思いますが「今冬に入ってから」とわざわざ書くということは最近特に多発している?登山者の出来心や取り違えが原因なら、急に増えるということはないはず。それなら「窃盗」か。
  • 「テン場でも発生している」⇒小屋で取り違えはありることですが、テン場で「取り違え」は結構考えにくい状況なので「窃盗」が発生している。
  • 「赤岳鉱泉所有の登山用品や日用品も盗まれている」⇒小屋内のマムートの展示品などが盗まれているとすると、展示品を取り違えることはないので「窃盗」が考えられる。
  • 「消灯後から朝にかけて発生」⇒登山者が寝ている時間に発生するのは取り違えじゃなくて「窃盗」が考えられる。

また、赤岳鉱泉のFacebookページのコメント欄には「ピッケルがなくなった」「ザックに付けていたソーラランタンがなくなった」という登山者の悲痛なコメントの中に「夜中にソリを引いて上がってきた怪しいパーティーを見た」というものもありました。まじで!?
赤岳鉱泉コメント欄

まぁ、窃盗団なら大きな荷物を持って上がる必要はないはずなので、ただの到着が遅い登山パーティかもしれませんが...。

これら、様々な情報を総合すると、物がなくなる3つのパターンのうち、赤岳鉱泉において多発しているのは「3.転売を見込んだ犯罪」が有力なのではないかと考えました。これって、山小屋においては新しいパターンじゃないのかな(わたしは登山歴2年とちょっとなので昔のことは知らないけど)。
※ 個人的な見解です。

赤岳鉱泉で盗難が多発する理由

赤岳鉱泉は下界から近く(2、3時間)道も安全で行きやすく、冬でも営業しているので訪れる登山者もたくさんでとても人気のある山小屋です。

そんな手軽に行けるところに数万円もするギア類がたくさん転がっていて(テン場)、誰でも入れる山小屋に入れば下駄箱に高価なアイゼンがたくさん並んでいます。部屋の廊下には登山者の荷物(高価なギア類)が転がってる。
更には、新品のマムートのウェアやギア類(小屋の展示品)が転がっているんだから、転売目的の窃盗団からしたらお金を無造作に置いているようにしか見えないでしょう。

中でも「下界から近い」というのは重要で盗み目的の人には都合がいいはず。同等のロケーションの山小屋は特に注意が必要なのではないでしょうか。

人の物を盗むなんて、とても許せないことです。冬山で装備がなくなったら下山できないことだってあるのに。

窃盗・取り違え対策は?

窃盗・取り違え対策を以下に挙げます。他にもあるかな。あれば、Facebookページのコメント欄で教えてください!

  • 名前を書く。可能ならば目立つように彫り込む(転売させない)。テントやハードシェルならマジックで大胆に書く!
  • テントに鍵を付ける(切られてしまえばお終いだけど、少しでも手間をかけさせて諦めさせる)。
  • ギア類は出来るだけ人目に付かないようにザックにしまって手元に置いておく。
  • 海外旅行のバックパッキングのときみたいに、ザックに鍵を付ける。ワイヤーネットロックをかける。
  • 盗難が多発しているところは窃盗団に狙われているかもしれないので行かない。

言うのは簡単だけど、出来ることと出来ないことがあるな。

「山に悪い人はいない」と昔から言うらしいけど、「山の人じゃない人が窃盗目的で入山しにきている」可能性だってあるんだよ!
可能な限り対策をしましょう。

防犯グッズ

テントのファスナー部分に鍵を付けて、開けるのを面倒にします!

金属のギア類にはルーター(リューター)で名前を彫り込みます。

バックパッカーが使う防犯グッズ。重いんですよねぇ。。山では現実的ではないかな。

あとがき

冒頭に書いた「山友達が赤岳鉱泉でアイゼンを盗まれ、そのパーティの人はアイゼンのパーツだけ盗まれた。」の件。

アイゼンを丸ごと盗むのは転売目的の可能性がありますが、気になるのはパーツだけ盗む、ってやつ。これは登山者な予感がします。わざわざパーツだけ外すなんて面倒なことを転売目的の人がするだろうか。

正直、窃盗・取り違えが多発している山小屋なんて行きたくありません。荷物のデポも出来ないなんて、、、当分行くことはないでしょう。お金を払って宿泊しているのに、宿泊代よりも高いギア類を盗まれるなんて...ねーよ、って思います。悪いのはもちろん盗んでいく人の方だし、登山者側にも対策は必要ですが、山小屋側も鍵付きロッカーを設置するとか何か対策してくれないと...。

雪山でピッケルやストックをテントのペグ代わりにする、なんてことが出来なくなってしまうのでしょうか...。

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