北アルプス 冷池山荘(つめたいけさんそう)でテント泊をしてきたよ。眺望は最高~だけど○○○が!
2017/08/24
扇沢の柏原新道登山口からコースタイムで6時間、霧の中に冷池山荘(つめたいけさんそう)が見えてきました!やっとついた~~!!!
数週間ぶりのテン泊装備なので体が重かったです。ぜーはーー。。。
の続きです。
山荘の脇には沼???池???冷池があります。
冷池山荘ってこんなところ
アクセス
扇沢から標準コースタイムで6時間(8.6km)
大谷原から標準コースタイムで6時間20分(6.2km)
ちなみに、テン場は小屋から遠いです。
宿泊料金
早速テントの受付です。テントは700円/1人。北アルプスの相場は1000円ぐらいが多いので少し安めですね(まぁ、安いなりの理由はあるような気がしますが...)。
宿泊料金などは<冷池山荘の公式ホームページ>をご参照ください。
テント場
小屋の受付のおねーさんから「今の時点(12時前)で15張ぐらいテントがあります。今日は混雑が想定されますので出来るだけ奥から詰めて張ってくださいね。」と言われます。
テント場は冷池山荘から標高差30m以上はあります。テント装備でよれよれ登って10分近くかかるかも。軽装なら5~6分です。
この冷池山荘とテン場の間の登山道で「テン場で酒飲んで酔っ払って小屋トイレに行こうとすると崖っぽいところで滑落するよ~(笑)」と聞いて怯えていたのですが、なんと!
迂回路が出来ていました。
崖側は崩壊が激しいんですって。道はかな~り軟らかかった(踏み固められていない)ので、今シーズンに入ってから作られたのだと想定。これでがけに落ちずにすみました。ありがたや~。
そして、ヨレヨレ人間になりながらも到着したテン場。岩だらけ。
今回は12時前の到着だったのでまだ余裕があり、出来るだけ斜めになっていないところを選ぶことができました。テン場は岩が豊富なので、テントのガイラインを岩が使えるように調整しておけばペグ不要です。ペグは場所にもよりますが全体的に刺さりにくいです。
テントを無事に張り終えてゴロゴロしているうちに少し寝てしまいました。そして、テント場が超賑やかになって目覚めます。
なんだこの混雑は!
写真が斜めになっているようですが、実際斜めです。完全に平らなところはなさそうです。
長野県の高校の山岳部もいました。
トイレ
小屋から往復10分かかるというのに、テン場にはトイレがありません。冷池山荘テン場の一番の難点です(この記事タイトルの○○○=トイレ)。テン場から小屋まで5分程かけて下りると外トイレがあります。
外トイレの中には男子用のトイレと和式の個室が1室、洋式の個室が1室。男子がいたら気まずいぞ。トイレットペーパーは用意されていて、備え付けのゴミ箱に捨てるようになっています。手洗い水道(雨水利用なので飲めません)があるのが嬉しかった♪
売店
重要なビールは550円。チューハイ(氷結1種類)は450円。ちょっと高めかな(なんとなくビールの相場は500円なので)。でも、お酒はお金で解決するのがポリシーです。
チョコレートケーキが気になりますね、どんなケーキだろう...。
水
水は沢水をポンプアップで汲み上げているそうで150円/1Lです(500mlの場合は80円)。雨水だったりすると塩素臭かったりしますが、沢水なのでそういった問題もなく味は美味しかったです。そのまま生で飲んでも誰もお腹を壊す人はいませんでした(たまたま全員丈夫だったという可能性もありますが(笑))
テント場からの眺望
到着時は残念ながらガスガスで真っ白...。なので、その日のうちの鹿島槍ヶ岳登頂は断念して明日へ持ち越し。
代わりに夜は天の川が見えたそうです。
そして、朝。。。
一面のもくもく雲海と!!!
美しい朝焼け!!すばらしい~~~。
出発前にトイレのために小屋まで下りたら小屋周辺はガスガスで雲海もなにも見えませんでした。標高30mちょっとしか違わないのにこの違い。眺望の良さが、冷池山荘テン場の一番のメリットですね!吹きさらしなので強風とか雷とか発生したら怖いけど。
7月下旬、冷池山荘テン場(標高2,440mぐらい)のみんなの装備
りーだーの装備と感想
テントはモンベルのステラリッジ2。シュラフはアルパインダウンハガー#2。
「暑くてパンイチ(パンツ一枚)で寝たよ。全然寒くなかったよ。」
しゃちょーの装備と感想
メーカー不明の謎の3000円のテント(すごく丈夫で全然壊れないらしい)。メーカー不明の謎の化繊シュラフ。
「暑くてパンイチ(パンツ一枚)で寝たよ。全然寒くなかったよ。裸のほうが快適なんだ!」
トオルさんの装備と感想
テントはMSRのハバハバ。シュラフはモンベルのバロウバッグ#3。
「あるもの全部着て寝たら寒くはなかったよ。地面が斜めだから気が付いたらテントの壁にぶつかってたよ。」
しーにーさんの装備と感想
テントはエスパースのデュオ。シュラフはナンガオーロラライト350dx(ロング)。
「寒くてあんまり眠れなかった...。でも、エスパースのデュオは天井が高くて快適っ♪」
ぽこの装備と感想
テントはNEMOのTANI LS 1P。シュラフはナンガオーロラライト350dx。
「靴下履いてダウン着たけど、寒くて寒くて全然眠れなかった...地面が斜めだから大分ずり落ちたよ。」
テント泊の必携アイテム
絶対に欠かせない。耳栓!!混雑したテン場はいびきとひそひそ会話する声のオンパレードです。
で、この耳栓は超オススメ。通常のスポンジタイプと異なり、シリコンのねりけしのような素材で耳穴を覆うタイプで痛くなることがありません。そしてよほどのことがなければ外れない。
まとめ
- 冷池山荘のテン場はかなり早く行かないととんでもないところ(?)にテントを張るはめにあいますので可能な限り早く到着することをオススメします。
- トイレが遠すぎるので、冷池山荘はしばらくはいいかな...。
- りーだーとしゃちょーは寒さに強いようです。うらやましい。
2日目へ続く。
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