真夏の裏銀座縦走 折立から高瀬ダムまで(4/4) 野口五郎小屋から高瀬ダムへ
2019/05/16
ぽこ(@trip_notes)です。おぉ、ついに最終日です。
裏銀座縦走最終日の4日目は野口五郎小屋から烏帽子小屋を経由して高瀬ダムに下山します。名残惜しく下山します。
この記事は
の続きです。
コースについて
ルート | 野口五郎小屋(04:48)→(06:34)烏帽子ひょうたん池→(06:42)烏帽子小屋(07:01)→(07:15)前烏帽子岳(07:16)→(07:23)烏帽子岳山頂分岐(07:24)→(07:37)烏帽子岳(07:51)→(08:00)烏帽子岳山頂分岐(08:01)→(08:12)前烏帽子岳(08:13)→(08:21)烏帽子小屋(08:23)→(09:06)三角点(09:07)→(10:01)権太落し→(10:22)ブナ立尾根取付(10:25)→(10:37)高瀬ダム 天場→(10:47)高瀬ダム濁沢登山口(10:48)→(10:51)高瀬ダムタクシー乗り場 |
歩行距離 | 11.5km |
所要時間 | 山行 5時間19分 休憩 44分 合計 6時間3分 |
メンバー | 1人 |
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参考にしたもの
「山と高原地図.37 劔・立山」です。GPSデータはiPhone版の「山と高原地図」で取得しています。
2018年8月6日 真夏の裏銀座縦走 折立から高瀬ダムまで(4/4) 野口五郎小屋から高瀬ダムへ
野口五郎小屋(04:48)
小屋の方が朝食準備でざわざわする中、4時に起床。深夜辺りから強い風が吹いていて小屋がガタガタと揺れる?のが気になって外の様子を見てみると、風は少し収まったみたい。出発する人もいるし、わたしもそろそろ出発しようかな。
徐々に空が明るくなっていきます。少し強風の中、防風用にレインウェアを着て出発します。
大きい岩がゴロゴロしていえる中を進んでいきます。だから野口五郎→五郎→ごろごろ って言うんだ。たぶん。
右側を見ると綺麗な朝日が雲の間から顔を出しました。今日もこれから暑くなりそう。
歩いてきた稜線が明るく太陽に照らされています。自分がいる日陰はまだ少し寒い感じ。
槍ヶ岳がくっきり見えました。そろそろ今回の山行での見納めになるかな。
太陽がだいぶ出てきて、かなり明るくなってきました。青空が眩しいのでサングラスを装着します。
なんだろうあの正面のギザギザした岩は。
あれは剱岳っ!ほぼ正面に剱岳、後ろを振り向くと槍ヶ岳が見えるロケーションに、気が付くと立っていました。すごい良い場所。
ここまでずっと稜線歩きでしたが、烏帽子小屋方面に向けて稜線を降ります。やっと強風から逃れられる~
稜線を降りると、やはり途端に風が止み、強風に晒されていた身体が少しリラックスするのを感じました。やはり風にあたり続けると疲れるんだなぁ。扇風機にずっと直撃の風を受けていると疲れるって言うしねぇ。
稜線から降りる途中の砂地で、今回の山旅で初めてコマクサを見ました。もう、終わりかけのヨロヨロのコマクサですが、見ることができて嬉しかった。
樹林帯が見えてきて、烏帽子小屋に近づいてきているはずです。
(06:34)烏帽子ひょうたん池
樹林帯に入るとひょうたん池が見えてきました。この辺りの平らな地は烏帽子小屋のテン場のはず。すごく良いロケーションのテン場ですね。
樹林帯に入り、少し登ると青い屋根の烏帽子小屋が見えてきました。
(06:42)烏帽子小屋(07:01)
烏帽子小屋に到着しました。
烏帽子小屋の周辺はお花畑になっていてメルヘンすぎた!
さて、ザックをデポして、烏帽子岳に向かいます。
少しくらい樹林帯を抜けます。
樹林帯を抜けるとクラックの入った登れそうな岩が現れました。
そして、また、白い稜線に出ました。奥に見えるのは前烏帽子岳かな。
(07:15)前烏帽子岳(07:16)
前烏帽子岳に登るとドーンと現れる烏帽子岳。想像以上にカッコいい山ではないですか!すごい岩々。あんなの登れるのかしら。確かに地図には「クサリの連続」って書いてあります。
(07:23)烏帽子岳山頂分岐(07:24)
烏帽子岳と船窪方面への分岐点から烏帽子明けを見上げる。
確かにクサリが何か所かありましたが、気を付けて歩けば大丈夫な道でした。
遠くに黒部湖が見えました。
(07:37)烏帽子岳(07:51)
烏帽子岳山頂に到着しました。まだ登れそうなので行けるところまでもうちょっと登ってみよう。
てっぺんから見下ろすと、池塘?池?がたくさん見えました。四十八池とか、そのあたりの池かな。緑豊かなエリアだなぁ。
山頂の岩の上でゴロゴロして、満喫したので烏帽子小屋まで戻ります。
(08:21)烏帽子小屋(08:23)
烏帽子小屋に戻ってきました。小屋の方に「高瀬ダムからのタクシーは予約した方がいいですか?」と聞くと「大体今の時期はタクシーがいるから大丈夫ですよ。もし、タクシーがいなければ公衆電話から呼ぶこともできます。両替しましょうか?」
10円玉を持っていなかったので両替してもらいます。ついでにジュースも買って(確かCCレモンで500ml500円だった)、っと。ザックを回収して下山します。やだーー今回の旅がもうすぐ終わってしまう。でも、お風呂入りたい。お風呂お風呂お風呂~~~~!!
0が小屋で終点が12...。若干戸惑う番号の振り方なのです。
(09:06)三角点(09:07)
樹林帯の中を下っていきます。
このブナ立て尾根は北アルプス三大急登らしく、登りは確かにキツそうです。
(10:01)権太落し
9番の権田落とし
(10:22)ブナ立尾根取付(10:25)
最後は階段を下ります。お風呂お風呂と心の中で唱えながら。
やっと登山口に到着~。
要体力!この先、水場なし、と覚悟を求められる文言がドーンと書かれております。わたしはいま下山してきたのでもう関係ありませぬ。
しかし、高瀬ダムまではまだ先がありました。
小さい橋を渡ります。
足を取られそうな砂場を進みます。
そして、樹林帯を歩きます。地味だけど、バリエーション豊かではないですか。。。こんな道だったのね。全然知らなかったです。
(10:37)高瀬ダム 天場
高瀬ダムのテン場に付きました。
もちろんこの時間ですし、一張もなしです。
更に大きな橋を渡ります。
え、このトンネル抜けないといけないのか...。
真っ暗なトンネルを進んだ先にはゴールがあるはず。ひとりで暗いのトンネルはちょっとだけ怖かったですよ。
(10:47)高瀬ダム濁沢登山口(10:48)
トンネルを抜けて、やっと高瀬ダム濁沢登山口に到着です。観光の方が数名歩いていました。観光の方を見かけると下界感を感じます。
(10:51)高瀬ダムタクシー乗り場
タクシー乗り場周辺には数台のタクシーが止まっていました。できれば誰か別の登山者と相乗りしたかったけれども、あいにく周囲に相乗りできそうな人影無し。一人でタクシーに乗りました。高瀬ダムから七倉山荘へ向かいます。
下山後のお風呂
七倉山荘の日帰り温泉は650円です。中はとてもきれいで良い温泉です。
帰りの交通
七倉山荘から相乗りできる人を探してみるも、やっぱり見つからず、仕方なく一人でタクシーに乗り信濃大町駅へ。タクシーの運転手さんが同情して、切りのいいところで早めにタクシーメーターを止めてくれた...(涙)
信濃大町駅から電車で松本に向かい、特急あずさで東京方面に帰ったのでした。
まとめ
- 天気に恵まれ、歩けば歩くほどどんどん変わっていく壮大な北アルプスの景色を満喫することのできる素晴らしい山行となりました。
- ただ、天気が良すぎて水の消費が激しく暑さもキツかった。途中折り畳み傘をさしたら涼しくなったけど、風で傘が潰れてしまったので、丈夫な傘を次回は持って行こうと思います。
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