厳冬期の赤岳鉱泉でアイスクライミングとテント泊してきたよ。夕食は小屋のステーキ。
2018/03/21
お肉が好きなぽこ(@TripNotes_poco)です。
冬になると、八ヶ岳の山小屋 赤岳鉱泉に巨大な氷の壁が登場します。
どーん。大きいよ!
ここでアイスクライミングの練習が出来るのです。というわけで、アイスクライミングに挑戦すべく、赤岳鉱泉に行ってきました。
コースについて
1日目 |
赤岳山荘(10:47)→(10:51)美濃戸山荘(10:52)→ (11:45)堰堤広場(11:46)→ (12:54)赤岳鉱泉
山行 2時間5分
休憩 2分
合計 2時間7分
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2日目 |
赤岳鉱泉(15:14)→ (15:43)堰堤広場(15:45)→ (16:19)美濃戸山荘(16:20)→ (16:23)赤岳山荘
山行 1時間6分
休憩 3分
合計 1時間9分
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メンバー | 4人 |
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参考にしたもの
「山と高原地図 33. 山と高原地図 八ヶ岳 蓼科・美ヶ原・霧ヶ峰」です。GPSデータはiPhone版の「山と高原地図」で取得しています。
登山口までの交通
土曜日の早朝、都内某所に集合し、わん氏の車で八ヶ岳の美濃戸口を目指します。
中央道から見える八ヶ岳が美しい~です。めっちゃ天気良い!けど、山の上の方だけ雲がかかっていますね...。
美濃戸口まではほぼ除雪されているのでさくっと到着。
美濃戸口で一旦車を降ります。
わん氏「チェーン4つ買ったから赤岳山荘まで車で行くぜ!」
とチェーンを装着して、美濃戸口のさらにその先にある赤岳山荘を目指して進みます。
こちらのルートは赤岳鉱泉が「4輪駆動車+スタッドレスタイヤ+金属製のタイヤチェーンの装着が必須な状況です。」と注意喚起しています。
ガタガタに揺れる道のりをドキドキしながら乗り越えて、無事に赤岳山荘の駐車場に到着しました。
ちなみに駐車場代は確か1日1,000円です。美濃戸口から赤岳山荘までは歩くと1時間ほどかかる距離なので、それをショートカットできるなら安いものです。
装備を整えて出発します。
2018年1月27日 赤岳山荘から赤岳鉱泉へ
赤岳山荘(10:47)
本日の予定は「赤岳鉱泉に到着したらテントを設営。その後、気が向いたら硫黄岳ピストンでもしよっかぁ」みたいなゆるい感じです。
メンバーは、わん氏・みどりん・としおさん・ぽこ。4人で青空の下を歩き始めます。
入山者が多い南八ヶ岳なので、トレースは完璧。アイゼンなしでサクサクっと歩いていきます。
雪もふもふな感じに青空がとっても良いですねぇ。
2時間ほど歩いて、赤岳鉱泉(の、アイスキャンディ)が見えてきました♪
(12:54)赤岳鉱泉
小屋で受付をしましょう。テント泊は1泊1000円。夕食2,000円、朝食1,000円で追加することができます。今晩の夕食はステーキなので、食事も追加っ。おにく、、、(よだれ)
赤岳鉱泉、って鉱泉というだけあって夏はお風呂があるけど冬はないのでご注意くださいね。
アイスクライミングしている人々をちらちら眺めながら、テント設営します。
少し過去に戻ります。
出発前のわたしとみどりんの会話
わたし「みどりん、赤岳鉱泉はテント泊で大丈夫ー?」
みどりん「OK!」
わたし(んじゃ、みんなソロテントでおっけーだな。)
出発前日の会話
みどりん「あの~、誰かのテントに入って4人で寝る感じですか?」
わたし「ええぇぇ!」
みどりん「テント持っていないんです。」
わたし「おっと、それは想定外すぎた!!」
「テン泊でOKと言っている」=「当然テントを持ってる」と思い込み、テントの有無の確認を怠ったわたしのミスですが、、、どどどど、どうしよう。
わん氏に相談すると「じゃあ、テントもう1つ持っていくー。」
と、テント問題あっさり解決。
ーーーーーーーー
テント村が無事に完成しました。
実は、みどりんは初めてのソロテント泊みたいです。初めてが雪山ってすごいなぁ~。
しかも、今回、男性がフロア有りで女性がフロア無しテント...。しかも、みどりんは初めてのフロアレステント。初めてだらけのみどりん。
小屋でもつ煮(600円)を食べて休憩したら、、(ここではワインは飲んでいません。夕食時に飲みました。)
硫黄岳へ出発!は取りやめて、中山展望台に行くことにしました。わん氏はゴロゴロ(?)してるそーなので、3人で行きますよ。
中山展望台へ
赤岳鉱泉から行者小屋方面に歩きます。
赤岳鉱泉から先はモフモフ度アップ。日が当たらない時間帯なので、少し薄暗いです。
山の上の方はまぶしいぐらい明るいですよ。
途中、中山展望台への分岐点が出てくるので、曲がって登ります。
さくっと到着~。
中山展望台は赤岳などの、南八ヶ岳の山々がとってもきれいに見えるポイントです。
中山展望台は往復1時間少し。赤岳鉱泉に戻ると、指定された夕食の時間まで後30分でした。
赤岳鉱泉の夕食
お待ちかねのお肉。赤岳鉱泉名物のステーキをいただきます。お肉は成型肉だと思われますが山で食べるステーキはとっても美味しい~~♪さっき(15時頃)、もつ煮食べてる場合じゃなかったぞー。全部食べられなかった...。
夕食を頂きながら、ワインを4人で2本+各自好きなものいろいろ飲んじゃいます。赤岳鉱泉はお酒が豊富です。グラスも貸してくれるのが素敵ですね~。
そして夜は暮れ、寒いテントであっさり眠りにつき、翌朝へ。。。
霜がついてテントパリパリ。だけどよく眠れたー!
赤岳鉱泉の窓に綺麗な霜が付いていました。最低気温はマイナス15度だったそうですよ。
アイスクライミングに挑戦
指定の時間に小屋に集合し、装備チェックや説明を受けます。必要な装備は赤岳鉱泉の公式サイトを参考にしてくださいね。
他メンバーにいろいろと教えてもらいながら挑戦っ。わたし以外はみんな上手~。
彩雲だ!!彩雲と一緒に写ったわん氏はラッキー。
わたしは、4本登って撃沈。。。(早い)あとは、ビレイやりますよ。ビレイ。
朝9時頃からお昼休憩をはさんで14時ごろまでアイスクライミングやりました。慣れないことやって疲れました!アイスクライミングに満足したので帰りましょうか。
2018年1月28日 赤岳鉱泉から赤岳山荘へ下山
赤岳鉱泉(15:14)
テントを撤収し、少し吹雪いている中、下山を開始します。なんだか昨日と全然違う、白い景色。でも、これはこれで好きです。
下山は長い、、、と感じますが、1時間ちょっとなんですよねぇ。
(16:23)赤岳山荘
寒々しい景色の中、無事に車まで戻ってきました。
下山後の温泉&食事
赤岳山荘から美濃戸口まで戻り、美濃戸口で車のチェーンを外したら日帰り温泉もみの湯へ向かいます。
17時以降なんと300円でした。これはまれに見る安さ。露天風呂もあって綺麗な施設でした。膝にアイスクライミングでできた痣がすごかったです(笑)
食事は、「おにく、おにく、ハンバーグ食べたい食べたい食べたい、、、」と唱えていたらわん氏に「じゃぁ、店を探しなさい」と言われたので、検索して見つけた「かぶと」へ。お店の駐車場からはみ出るぐらい車が止まっていて、どうやら人気店のようです。
ハンバーグ!!とってもジューシーで美味しいやつでした。ぜひまた食べたい♪
まとめ
- 今回、アイゼンはアイスクライミングのときしか使いませんでした。登山道はそのまま冬靴で歩けるコンディションでしたよ。
- アイスクライミングめちゃくちゃ寒い。特にビレイするとき。めちゃくちゃ寒い。
- アイスクライミングとクライミングは全然違う~。わたしは普通のクライミングの方が好きでした。まぁ、うっかりアイスクライミングに本格的に手を出したら、また数十万円飛んでいくので手は出さないことでしょう。
- 中山展望台はさくっと行くことができてとても眺望が良いので、晴れた日にオススメですよ!
赤岳鉱泉のテント泊装備についてはこちらもご参考ください。
以上、「厳冬期の赤岳鉱泉でアイスクライミングとテント泊してきたよ。夕食は小屋のステーキ。」でした。
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